植物油の製品を避けることがアトピーの症状改善につながる

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かつて日本では、「動物性のバターは体に悪いので、その代わりに植物性のマーガリンを使いましょう」といわれていた時期がありました。これにより、多くの日本人がマーガリンを使用するようになりました。

そして、マーガリンの使用率が高まったころから、心臓病の発生や発がん率が増加傾向になりました。実は、マーガリンなどの植物性の油は、体内の悪玉菌のエサとなってしまうのです。そしてこれは、アトピーに対しても悪影響を及ぼします。

植物油が悪玉菌のエサになるまで

植物油が口から体内に入り、十二指腸に到達した場合、十二指腸内に胆汁酸という物質が分泌されます。このとき、分泌された胆汁酸と植物油が混ざります。これにより、植物油が分解されやすくなります。

植物油には種類があり、胆汁酸と混ざった植物油のうち数種類の一方は、リパーゼという分解酵素によって分解されます。その結果、植物油から脂肪酸やグリセリンができます。脂肪酸やグリセリンは、小腸で吸収されます。

胆汁酸と混ざった植物油のうち、もう一方は、分解酵素(リパーゼ)によって分解されずに大腸内に入ります。そして、悪玉菌のエサになってしまいます。

この油をエサとする悪玉菌の1つとして、ディフィシル菌があげられます。油をエサとして食べたディフィシル菌は、ニトロソアミンなどの発がん性物質を生成します。このような物質をまとめて、二次胆汁酸と呼びます。

大腸では、水分の吸収が行われます。このとき、悪玉菌によってつくられた二次胆汁酸も水分と一緒に吸収されます。そして、吸収された二次胆汁酸により、肝臓にがんができてしまうことがあるのです。

さらに、肝臓に二次胆汁酸などの毒素が送られた場合、肝臓は「皮膚の毛穴から二次胆汁酸を排出させよう」とします。つまり、二次胆汁酸を皮膚に送るようになります。その結果、アトピーのかゆみが悪化してしまいます。

体の外側だけでなく、体の内側にも注意する

アトピーを治療する場合、多くの方は皮膚の患部にステロイドなどの薬剤を塗ります。たしかに、アトピーのかゆみが発生したときには、すぐにその場所をきれいに洗って、薬剤を塗ることが大切です。しかし、それだけでは不十分です。普段の食事で摂る内容にも注意する必要があります。

例えばスーパーやコンビニなどでは、食パンやメロンパンなどのさまざまなパンが売られています。これらのパンのほとんどは、マーガリンやショートニングなどの植物油を使用してつくられています。そのため、スーパーやコンビニで売られているパンは、できるだけ食べないようにするのが賢明です。

気を付けるべきなのはパンだけではありません。クッキー、シュークリーム、アイスクリームなどのお菓子類にも、植物油を使ってつくられたものが多いです。それでは、植物油が入った食品を知るためには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。

植物油が使用されている食品を知る方法の1つとして、その食品の成分表をチェックすることがあげられます。植物油を使った食品の成分表には、マーガリンやショートニングなどの植物油の名前が載っています。そのため、スーパーやコンビニなどで食品を買う場合には、食品成分表をチェックすることが大切です。

人によっては、現地でいちいちチェックするのが面倒だと感じる方がいるかもしれません。その場合には、食品メーカーのサイトをチェックするのも1つの手です。

食品メーカーによっては、扱っている食品の成分表をサイトにのせている場合があります。現地で食品をチェックするのが面倒な方であれば、あらかじめ食品メーカーのサイトをチェックしてみてください。

食品の成分表を確認していくことで、どのような食品に植物油が使用されているのかを把握できるようになります。そうなれば、以前よりも植物油を使った食品を避けられるようになってきます。植物油を使った食品を摂らないように心がけていれば、アトピーの症状を大きく改善していくことができるようになるでしょう。