アトピー改善に有効な断食(ファスティング)とは

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私たちの腸内に存在する菌をまとめて、「腸内細菌」といいます。そして、腸内の環境の良し悪しには、腸に存在する細菌が深く関わっています。それには、腸内細菌の種類と、それぞれの細菌の働きが関係しています。

腸の中に、体にとって良い働きをする菌である「善玉菌」が多ければ腸内環境が良くなります。腸内環境が整っていれば、便秘や下痢が起こりにくくなります。

その反対に、腸の中に、体にとって悪い働きをする菌である「悪玉菌」が多い場合、腸内環境は悪い方向に傾きます。腸内環境が悪いと、便秘や下痢を起こしやすくなります。

このように、腸内環境の良い悪いは、腸内細菌にかかっているといっても過言ではないのです。そして、腸内環境を整えるためには、腸の中の善玉菌を多くする必要があります。

腸内環境に有効な断食(ファスティング)とは

数ある健康法の1つであり、一定の期間中の飲食を大きく制限するものとして「断食(ファスティング)」があります。断食を行うことで、腸の中に善玉菌が多く存在する状態にすることができます。

ファスティングをしている間は、食べ物を一切摂ってはいけません。そして、飲む物も水だけにします。しかし、断食を間違った方法で行うと、体調を崩してしまう恐れがあります。そのため、断食を行う場合は必ず正しい方法で行い、無理をしないように徐々に体を慣らしていくようにしましょう。

具体的な断食(ファスティング)の実践方法

断食を始める場合、最初は1日だけの断食を行うようにします。そして、1日の断食を終えたら、少し期間をあけて3日間ほどの断食を行います。このような形で、最初は無理せずに少しずつ、断食する期間を長くしていきます。3日間の断食ができたら、今度は7日(1週間)~10日間の断食に取り組んでみます。

断食中は、水の補給をしっかりと行う必要があります。これは、水を飲む量が十分でない場合、脱水症状を起こす危険性があるからです。脱水症状の程度によっては、急に倒れてしまうこともあります。そのため、1日の断食などの短い期間であっても、水を十分に摂るようにしてください。

また、断食を始める前には、なるべく肉を食べないようにしてください。断食を開始する前にたくさんの肉を食べていた場合、便秘気味になり、とても苦しい思いをすることになります。

そのため、断食に取り組む前の数日間は、肉をできるだけ食べないようにしましょう。そして、肉を食べない代わりに、野菜や海藻などの食物繊維を多く含む食事を中心に摂るようにします。

このような食事を摂ることによって、食べたものを便として排出するときに、便秘を起こしにくくすることができます。

断食(ファスティング)を終えた後の食事について

断食を終えて、普段の食生活に戻すことを「復食」と呼びます。10日間などの、ある程度の長期間の断食の後の復食では、1週間などの長い期間をかけて少しずつ本来の食生活に戻していきます。

具体的には、断食を終えた直後の食事は、重湯ですませます。その後、3分がゆ・5分がゆ・7分がゆと、順に食事内容を変えていくようにします。

復食ですぐに本来の食生活に変えてしまった場合、便秘や腹痛を起こす恐れがあります。そのため復食では、必ず少しずつ本来の食生活に戻すようにしてください。

断食などによって腸内の善玉菌を増やした後、この状態を維持するには、野菜や海藻などの植物性の食品を中心とする食生活を続けることが重要です。これにより、アトピーの症状が改善していき、かゆみを生じることが少なくなっていきます