米ぬかを使って皮膚を洗うと、アトピー症状の改善を期待できる

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アトピー患者の皮膚は、そうでない人の皮膚と違い、ボロボロに壊れてしまっています。この状態は、アトピーのかゆみに耐えきれず、皮膚を掻いてしまうことなどで起こります。

皮膚の表面には、汗を分泌する腺である「汗腺」が数多く存在しています。汗腺から出る汗には、皮膚を弱酸性に保って、病気の原因となる細菌が皮膚で増殖しないようにする作用があります。

皮膚が壊されている場所では、そこに位置する汗腺も破壊されています。そして、壊れた汗腺からは、汗が放出されません。そのため、汗腺が壊れたアトピー患者の皮膚の表面では、病気を起こす細菌が増殖し、アトピーを悪化させます。

さらに、アトピー患者の皮膚表面には、病気を引き起こす原因となる「黄色ブドウ球菌」という細菌が数多く存在しています。この黄色ブドウ球菌は、アトピーのかゆみを引き起こす原因になっています。

このように、アトピー患者の皮膚環境は、そうでない人に比べて非常に悪い状態になっています。そして、上記のような皮膚の状態を改善させるものとして、米を精米したときに出てくる「米ぬか」があります。この米ぬかの働きとは、一体どのようなものなのでしょうか。

米ぬかがもつ、アトピー患者に有効な働きとは

上述のとおり、米を精米したとき「米ぬか」というものが出てきます。米ぬかは、米屋やスーパーなどで買うことができます。米ぬかは、善玉菌(体に良い働きをする菌)を含んでいます。そして、米ぬかに存在する善玉菌には、皮膚の形成を手助けする働きがあります。

さらに、米ぬかに含まれる善玉菌は、病気の原因となる細菌などが体内へ侵入するのを防いでくれます。そのため、米ぬかを皮膚に活用することができれば、壊れた皮膚の治癒が期待できます。その結果、アトピーを改善させることができます。

米ぬかの有効な活用方法

アトピー患者に有効な米ぬかの活用方法には、「米ぬかを使って皮膚を洗う」ことがあります。そして、この米ぬかの活用法の例としては、以下のようなものがあげられます。

1.ガーゼなどで米ぬかを包み、それを風呂おけなどに入れたお湯に浸す

2.ガーゼで包んだ米ぬかで、皮膚をやさしい力でこする

3.米ぬかを浸したお湯を皮膚に少しずつかける

上記のような方法で米ぬかを皮膚に用いることで、米ぬかに含まれる善玉菌が病気の原因となる細菌から皮膚を保護し、さらに皮膚の修繕を手助けする働きをしてくれます。

また、米ぬかを使って皮膚を洗うことで、皮膚表面の汚くなった油が落とされます。それに加えて、米ぬかに含まれる油分が、皮膚に補給されます。これにより、皮膚の修復が早まります。

なお、米ぬかを浸したお湯は、お風呂のお湯として使うこともできます。人によっては、お湯に浸した米ぬかを顔に付けて、顔のパックとして活用する人もいるようです。

米ぬかを使う場合の注意点

アトピー患者によっては、米ぬかが皮膚に合わず、かえってアトピーの症状が悪化することもあります。そのため、米ぬかを使って皮膚を洗うことをはじめる場合には、最初から全身を洗うのは避けてください。

たとえば、左手の甲だけなどの限られた場所に米ぬかを使って洗ったとき、その場所に異常が起こらなかった場合に、米ぬかを使った皮膚の洗浄を行うようにしてください。そして、洗った場所に湿疹ができたなど、異常が確認された場合には、米ぬかを使って皮膚を洗うのはやめるようにしましょう。

また、お湯に浸すなどして、水分に触れた米ぬかからは、カビが発生しやすいです。カビが生えた米ぬかを使って皮膚を洗った場合、アトピーの症状が悪化してしまう恐れがあります。

そのため、カビが発生した米ぬかを使用して皮膚を洗浄するのは避けてください。そして、1度使用した米ぬかは処分するようにして、常に新しい米ぬかを使うようにしましょう。