ヒアルロン酸、セミラミド、コラーゲンと美肌の関係

ヒアルロン酸はよく聞く言葉の一つです。その中でも、関節痛に対するヒアルロン酸注射はその代表例で、とくに整形外科などでよく行われています。また、ヒアルロン酸は病院の治療としてだけではなく、サプリメントや食事からの摂取による効果も期待されており、その用途はさまざまです。

とくに美容面に関しては、セラミド、コラーゲンと並んでその保湿効果が期待されています。そこで今回は、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンと美肌との関係性について解説します。

皮膚の構造

まず皮膚は、表皮と真皮とよばれる2層の構造に分けられます。その表皮の最表層が、良く知られる「角質」というものになります。そして、肌の潤いを保持するためには、この角質が重要な役割をします。

角質は皮膚の最表層で、主に外部の刺激から肌を守る役割をしています。そのため、ストレスや外部からの過度の刺激が加わり角質が荒れてしまうと、その役割を十分に果たせなくなります。

そして、角質が荒れてしまうと、外部からの刺激が肌内部に入りやすくなるだけでなく、肌内部の水分が保持されにくくなってしまうのです。

肌の潤いを保つヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンの役割

肌の潤いを保つための成分として重要なものに、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンの3つがあります。この3つは、肌の潤いを保つという点では共通していますが、それぞれのメカニズムは異なります。

まずヒアルロン酸は、水を保持する機能があります。ヒアルロン酸は細胞同士を結び付け、コラーゲンの間を埋めるものであり、1グラムあたり6リットルの水を保持できるほど保水能力が高いとされています。

皮膚のみずみずしさを保てているのは、ヒアルロン酸の高い保水能力のおかげです。そして、加齢による肌の変化は、ヒアルロン酸の減少に伴い体内の水分量が減ることの影響が大きいです。

一方、セラミドは角質層に存在する成分で、バリア機能と保湿機能の両方があります。セラミドは角質層の細胞間脂肪を構成する主な成分であり、この細胞間脂肪があることによって、体内からの水分が出ていくことを防ぎます。つまり、ヒアルロン酸が保持している水分が外に逃げないように守っているのがセラミドです。

そして、コラーゲンは皮膚の細胞同士をつなげ、その構造を支える機能があります。そのため、肌のハリを保つことに大きく関与しており、コラーゲンが少なくなると肌の張りがなくなります。

先ほど述べたような、角質が荒れるような状態だと、肌内部で炎症が起こり、コラーゲンが破壊されます。

以上のように、このヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンの3つの成分はそれぞれが相互に関係し、肌の潤いを保っています。

肌のハリを保つコラーゲンがあり、その間に水分を保持するヒアルロン酸が存在します。また、ヒアルロン酸が保持した水分を外に逃がさないようにするだけでなく、肌内部で炎症が起こり、コラーゲンが破壊されないように守っているセラミドがあります。

このように3つが上手く機能することによって、肌の潤いは保たれています。そして、これらは加齢によって減少するため、食事やサプリメントによって補う必要があるということです。