ファイトケミカル、イソフラボンの効果・働き

糖質、脂質、タンパク質は三大栄養素として有名です。また、ビタミンやミネラルも微量栄養素として知らない人はいないかと思います。しかし、それ以外にも日々新しい物質は発見されており、その物質の体への効果は話題に上がりやすいです。

今回はその中でも、ファイトケミカル、イソフラボンについて述べます。

ファイトケミカル

ファイトケミカルは、主に野菜に含まれる成分です。「ファイト」は植物、「ケミカル」は化学物質というところから、その名前がつけられました。

トマトのリコピンや赤ワインのポリフェノールなど、少し前に話題になったものは、多くの人が聞いたことある名前ではないでしょうか。これらは、野菜や果物などの色、香り、渋みや苦みなどに含まれています。主な役割は抗酸化作用です。

現代はストレスや紫外線などで活性酸素が発生しやすく、この活性酸素が老化や病気の原因となるとされています。抗酸化作用とは、その活性酸素の発生を抑える作用になります。

この植物に含まれるファイトケミカルも、植物が害虫や紫外線などから自分の身を守るために作り出している成分です。

以下にその例を載せます。

ポリフェノール アントシアニン類:ブルーベリー、ぶどう、黒米、紫キャベツ

カテキン類:緑茶、紅茶、赤ワイン

リグナン類:ごま

フラボノイド類:玉ねぎ、大豆

カロテノイド Β-カロチン:にんじんリコピン:トマト、いちご

ルテイン:ほうれん草、かぶの葉

アスタンキサンチン:鮭、えび、かに

カプサンチン:赤ピーマン、赤唐辛子

ゼアキサンチン:パパイヤ、マンゴー

クリプトキサンチン:とうもろこし

芳香成分 アリシン:にんにくシトラール:レモン、オレンジ

カルソノール:ローズマリーやセージなどのハーブ類

イソフラボン

イソフラボンも女性の間で流行した物質の一つではないでしょうか。これは大豆に多く含まれ、渋みをもつ天然成分です。

この物質は、女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをするため、女性ホルモン様物質といわれます。エストロゲンの役割は、月経や妊娠、出産に関係するだけでなく、肌や髪を美しく保つなど、女性らしさに大きく関係します。

エストロゲンは加齢により減少します。それにより、女性は40歳代後半からほてりやイライラ、冷えなどの更年期障害が出現します。そして、この更年期障害の発生を予防するものとして、このイソフラボンの人気がでました。

イソフラボンは基本的に大豆に多く含まれていますので、大豆製品に多く存在します。従来、豆腐や納豆を日常的に摂取している日本人は、イソフラボンが不足することありませんでした。しかし、最近は和食文化が薄れてきているため、不足している人が増えてきている可能性があります。

以下にイソフラボンが多い食品の例を載せます。

大豆、納豆、豆腐、豆乳、きな粉、みそ、おから、高野豆腐、湯葉

上記のファイトケミカルやイソフラボンを代表とするように、体に作用する新しい物質が発見されています。これらの成分は確かに、体に良い働きをするかもしれません。しかし、大事なことは、これらの成分をサプリメントなどで単独で摂取するというよりも、野菜や大豆など一つの食品として摂取することです。

場合によってはサプリメントなども必要ですが、普段からサプリメントを取る必要がないような食事を行うことが大切です。ただ、どうしても普段の食事で補うのが難しい場合、サプリメントの使用を検討します。