抗酸化ビタミンの種類とその効果:老化、アンチエイジング

ビタミンにはさまざまな作用があります。多くの人がビタミンは体に良いため、たくさん取った方が良いというイメージをもっているのではないでしょうか。特にその中でも、抗酸化ビタミンが老化やアンチエイジングの分野で注目されています。

今回は抗酸化ビタミンに関して、基礎とその効果について解説します。

抗酸化ビタミンの種類

ビタミンの中でも、ビタミンA,C,Eに抗酸化作用があるとされています。ビタミンには、酵素の作用を助ける働きをするB群と、食品などの酸化作用を防ぐ働きをするA,C,E群があります。このうち、抗酸化ビタミンは後者を指します。

最近は、老化や癌など体に対する酸化の害が多くいわれているため、この抗酸化ビタミンが注目を集めています。

酸化の害

酸化とは、酸素が他の物質と結合する反応のことをいいます。簡単にいってしまうと、ある物質から、酸素によって必要な成分を奪ってしまうということです。そして、この酸素に必要な成分を奪われた物質は不安定になり、本来の機能を果たせなくなります。

要は、体が酸化されるとダメージを負ってしまい、老化してしまうと考えてください。このようにして、酸化は体に害を与えます。

健康を増進するはずのスポーツも、過度に行うと体の酸化を強めるとされています。これは、呼吸が過剰になり、取り込む酸素量が増えてしまうからです。

また、一昔前まで健康的な油とされていたサラダ油も、体の酸化を強める大きな要因です。サラダ油は製品ができる過程で、すでに酸化しています。さらに、油は高温で熱することにより酸化するので、料理に使うときにさらに酸化が強くなります。

このように、あなたが知らないうちに、酸化の害を受けているのです。

抗酸化ビタミンの効果

抗酸化ビタミンは主に、がんや循環器疾患、老化などとの関係性が研究されています。がんに関しては、抗酸化ビタミンの中でもビタミンCが影響しているとされています。特に、消化器がん、肺がんでは効果が認められた研究が多く、逆に乳がん、前立腺がんなどでは関係がないとされているものが多いです。

循環器疾患に関しては、主にビタミンEが影響しているとされています。これは、LDLコレステロールの酸化を防ぐ効果があるとされています。

一般的に、LDLコレステロールは悪者扱いされます。しかし、このLDLコレステロールは、コレステロールを体の必要な組織に届ける作用があります。

コレステロールは、細胞膜や体に必要なホルモンの原料となりますので、体にとっては必須なものです。つまり、このLDLコレステロールが低下してしまうと、細胞膜やホルモンが足りなくなってしまうということです。

問題なのはLDLコレステロールの中でも、酸化LDLコレステロールです。酸化LDLコレステロールは動脈硬化症に大きく影響しているとされています。そして、このLDLコレステロールの酸化を防ぐのが、ビタミンEなのです。

そして、老化に関しても、ビタミンEが影響しているとされています。これは、はっきりしたことはわかっていませんが、老化に関わる「リポフスチン」といわれる色素の生成がビタミンEの不足により生じるとされています。

ビタミンEを多く含む食品

ビタミンCを多く含む食品は、イメージがつくと思います。酸味が強い果物などはその代表例です。一方、ビタミンEはどのような食品に多く含まれるのでしょうか。

以下、ビタミンEが多く含まれる食品の例を挙げます。

・鶏卵
・獣肉、肝臓、魚肉、鶏肉
・コーン油、大豆油、綿実油
・マヨネーズ

注意点として、食物油に含まれるビタミンEは冷凍すると、その効力が失われます。

このように、抗酸化ビタミンはさまざまな効果があるといわれています。しかし、一般的に知られているような効果も、実ははっきりわかっていないものが多いのです。このような基本的なことを学び、あなたが納得したうえで、食品やサプリメントの選択を行うことが重要です。