便秘と睡眠の関係性:アルコールによる寝酒の弊害

d7d0599cf98642e9455a736e41e5cf3f_s

便秘に悩まされている人は多いです。その大半の人が放置しておくか、市販薬(OTC)や病院で処方された薬に頼っているのが現状です。しかし、便秘は放っておくとさまざまな病気につながりますし、薬では根本的な原因は改善できません。それは、便秘の原因のほとんどが生活習慣にあるためです。

睡眠や食生活、運動などの習慣は自律神経に影響を与えます。排便は、自律神経のバランスが整っていることで正常に行われます。そのため、生活習慣が乱れて自律神経のバランスが崩れると便秘になります。そこで今回は、生活習慣の中でも睡眠と便秘の関係について解説します。

睡眠と便秘の関係

良質な睡眠は自律神経のバランスを整えます。人の体は一日の中でさまざまなリズムを刻んでおり、朝起きて夜寝るという習慣はそのようなリズムの基本になります。

そして、自律神経はこのリズムの調整に深く関わっています。そのため、リズムが崩れると、それに伴って自律神経のバランスも乱れてしまいます。そうなると排便にも悪影響を及ぼします。

排便は、自律神経の中でも「副交感神経」が活発に働くことで促されます。体のリズムが崩れ、自律神経のバランスが悪くなると、副交感神経の働きも弱くなります。このような理由から良質な睡眠は、便秘の人にとっては必須のことになります。

寝酒の弊害

うまく寝ることができないという人の中には、寝酒をすることで良く眠れるという人がいます。しかし、これは避けた方が良い習慣です。

アルコールは、自律神経の中の「交感神経」の活動を高める一種の興奮剤のようなものです。自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスを保つことによってその機能を果たします。

睡眠に必要なのは副交感神経の働きです。そのため、睡眠前にアルコールを摂取し、交感神経を高めることは良質な睡眠を妨げます。

睡眠に問題を生じると、自律神経のバランスがさらに悪化し、便秘につながります。このような理由からも、便秘の人は特に就寝前のアルコール摂取に注意した方が良いでしょう。

しかし、適度なアルコールはリラックス効果があるため、ある程度の量であれば問題ありません。そうはいっても、過度の飲酒と寝る直前の アルコールは、先ほど述べたような理由からも避けるべき習慣です。

寝る前の水分補給にはハーブティー

入浴後や就寝前に水分補給を行うことは、血液の流れを良くするためにも必要なことです。そのような場合、基本的にはミネラルウォーターがお勧めですが、夜のこの時間に「ホッ」と一息つくために、水以外のものを飲みたいと思うこともあると思います。

そのようなときは、交感神経の活動を高めるものは避けるべきです。代表的なものとしてはカフェインを含むコーヒーや緑茶、紅茶などであり、これらは交感神経を活発にして、良質な睡眠を妨げます。そこでお勧めなのが、ノンカフェインでリラックス効果が高いハーブティーです。

ハーブティーを飲むことで、副交感神経の活動を高め、リラックスした状態で眠りにつくことができます。さらに、就寝前に副交感神経を働かせておくと、腸の運動も高まるため、翌朝のスムーズな排便につながります。

以上のように、睡眠と便秘には深い関係があり、便秘の改善には良質な睡眠が必要です。そのためには、就寝前の活動が大切であり、アルコールなどの興奮作用のあるものは避けるべきです。

飲み物に限らず、仕事が終わって帰宅した後は、体をリラックスさせることを意識した生活を心がけて下さい。その習慣が、良質な睡眠と翌朝の心地の良い排便につながるのです。