便秘改善に重要な朝の過ごし方:排便を促す5つのポイント

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便秘は多くの人が悩まされている症状です。しかし、便秘の人は病院に行かないか、もしくは病院に行っても治らない場合が多いです。これは、多くの人が便秘の根本的な原因を理解していないことが、その大きな理由です。

便秘の原因は大きくわけて3つあります。それは、「ストレス型」「腸の運動不全型」「直腸・肛門型」です。この中でも、ストレス型が原因で便秘になっている人がほとんどです。

ストレス型は、自律神経系のバランスが崩れることによって起こります。そのため、多くの人が便秘を改善するためは、自律神経系を整えることが一番のポイントになります。そこで今回は、便秘改善のための自律神経系の調整方法について解説します。

自律神経系とは

自律神経系とは、心臓や呼吸など無意識に動く臓器を調整している神経系になります。つまり、自律神経系は生きるために必須の神経系といえます。

そして、自律神経系は興奮時に働く「交感神経系」と、リラックス時に働く「副交感神経系」の2つに分けることができます。そのうち、大腸を含む消化管を活発に働かせる神経系は副交感神経系になります。

つまり、排便をスムーズに行うためには、副交感神経系が適切に働いている必要があります。

腸内環境を整える生活のポイント

排便がスムーズに行われるということは、腸内環境が良いことを意味します。腸内環境と排便は密接に関係しており、腸内環境が良いと排便がスムーズになり、排便がスムーズに行われると腸内環境も良くなります。

また、腸内環境の改善と排便をスムーズに行うためには、自律神経系のバランスが整っていることが大切になります。

自律神経系は、1日の中でリズムをもって動いています。興奮モードの交感神経系は、朝から上がり始め、日中をピークに夜に向けて下がります。一方、リラックスモードの副交感神経系は、昼過ぎから上がり始め、夜中をピークに朝に向けて下がります。

そのため、自律神経系を整えるためには、このリズムに従った生活を行うことが大切になります。

さらに、自律神経系は「時計遺伝子」と呼ばれるものによってコントロールされています。これは、一般的には体内時計と呼ばれ、時間毎に体内のホルモン分泌や新陳代謝などの調整を行う機能を担っています。

そして、時計遺伝子の働きを整えるポイントが朝になります。時計遺伝子は、1日が24時間より少し長い時間(約25時間)で動いています。地球の24時間の時間と少しズレがあるため、朝の光などによって調節されます。つまり、体内時計のズレを調整するのに最適な時間が朝なのです。

そのため、朝にどのような活動を行うかで、時計遺伝子の働きは変わります。朝の活動が適切であると時計遺伝子の働きが良くなり、自律神経系のバランスも整うため排便がスムーズになります。

では、具体的に朝にどのような活動を行うと良いかを、5のポイントにまとめます。

・起床後にコップ一杯の水を飲む
・朝日を浴びる
・朝食を食べる
・吐く息を長くした呼吸法を行う
・朝、ゆっくりトイレに入る時間をつくる

この5つを朝に意識するだけで、時計遺伝子の働きが良くなります。その結果、自律神経系のバランスが整って便秘解消につながります。

以上のように、便秘には自律神経系が大きく関与しており、自律神経系を改善させるためには朝の活動が重要になります。簡単なことですが、多くの人はこの朝の活動を行えていません。

便秘で悩んでいる人は、まずは薬に頼る前に、以上の5つのポイントに注意して生活してみてください。たったこれだけで、驚くほどの効果が現れるはずです。