常用性便秘の分類:障害される部位とその原因

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便秘は多くの日本人が悩まされている症状です。そして、その大半は放っておくか、市販されている薬や病院で処方された薬で対処しているというのが現状です。

便秘は大きく「症候性便秘」と「慢性便秘」の2つに分類されます。

症候性便秘とは、何かしらの病気の結果によって、その症状が起こっているということを意味します。例えば便秘は、「パーキンソン病」という病気が原因で生じることもあります。このように、便秘の原因が他の病気にある場合に症候性便秘といいます。

一方、慢性便秘は医学的には「常習性便秘」とよばれ、先程の症候性便秘のように明らかな原因がないにも関わらず便秘になっている状態です。便秘で悩む人の大半は、この常習性便秘です。そこで今回は、常習性便秘について解説します。

一般的な常習性便秘の分類

一般的な便秘の分類では、常習性便秘は「直腸性便秘」「弛緩性便秘」「けいれん性便秘」の3つに分けられます。

直腸性便秘では、便が直腸まで降りてきているのに便意を生じないため便秘になります。そしてそれに対して、弛緩性便秘は腸の動きが低下しているために起こります。また、けいれん性便秘は逆に腸の緊張が異常に高くなっているために生じる便秘です。

通常はこのように分類されますが、実際に便秘で悩む人はこの分類にきちんと当てはまることが少ないです。どれか2つが組み合わさっているなど、その症状は一人ひとり異なります。

そのためもう少し細かく、「原因」と「障害される部位」によって分類した方が実用的です。

新たな分類

一般的な分類では、実際に訴えられる症状と当てはまらない場合が多いため、原因と障害される部位で分けた方がよりわかりやすくなります です。そこで、以下に原因部位ごとに分類します。

小腸

小腸に起こる障害の原因としては、「術後腸管癒着症」「炎症性腸疾患」「薬の副作用」の3つが挙げられます。

術後腸管癒着症では、臓器同士がくっつくことによって、腸の動きが阻害されるために便秘が起こります。腸などの臓器は、開腹し、て空気に触れると、隣り合う臓器同士が癒着するという特性があります。そのため、開腹手術後などにこのような状態になる可能性があります。

炎症性腸疾患は、原因はわかっていませんが、腸に炎症を生じる疾患です。炎症が生じると腸の機能が低下し、それが原因で便秘になります。

そして、薬の副作用が原因でも便秘は起こります。例えば、一般的に使用される咳止めや降圧剤などはその代表例です。

結腸

結腸に起こる障害の原因としては、「弛緩性便秘症」「大腸メラノーシス」「術後の腸管癒着症」「薬の副作用」「加齢による腸機能の低下」の5つが挙げられます。

弛緩性便秘症は、出産や加齢などによる腸自体の筋力低下や、排便に関する筋肉の衰えなどによって起こります。そのため、加齢による腸機能の低下もここの中に含まれます。

大腸性メラノーシスとは、大腸の粘膜上に色素が沈着することによって、便が黒くなるような病気です。この多くは下剤の常用によって起こるとされています。そして、大腸性メラノーシスになると、大腸の動きが障害されるため便秘になりやすくなります。

直腸・肛門

直腸・肛門に起こる障害の原因としては、「直腸反射の消失」「肛門反射の消失」の2つがあります。

便は直腸に達すると、直腸を刺激し、反射的に便意を生み出します。この反射のことを「直腸反射」といいます。そして便意と同時に、肛門周囲を締めている筋肉の弛緩も起こります。この反射を「肛門反射」といいます。

これらの反射は、便意があるのに我慢し続けることで、これらの反射反応が悪くなったり消失したりします。

消化管内容物の減少

便は食べたものが消化、吸収された残りで作られます。そのため、食べる量自体が減ると、当然便の量も少なくなります。これらは、偏食や加齢による食事量の減少で起こります。

ストレス

そして、便秘の原因として最も多いのがストレスによるものです。排便は自律神経と深く関係しています。

自律神経は興奮時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」に分けられます。そして、排便は副交感神経が活発に働くことによって促されます。そのため、ストレスが過剰になり、交感神経の興奮が強くなると便秘になります。

以上のように、便秘はその障害された部位と原因によって細かく分けることができます。まずは、このような分類があることを知り、あなた自身が便秘の原因を理解することが大切です。

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