運動不足の人は、玄米の食物繊維による便秘解消・排便が効果的

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便秘は多くの日本人が悩まされる症状の一つです。そして、多くの人はその症状を放っておくか、病院に行っても改善されないままでいることがほとんどです。このようなことが起こっているのは、便秘を引き起こす原因にその理由があります。

便秘の原因の多くは、生活習慣の乱れにあります。そのため、いくら病院で薬などの治療を行っても、生活習慣を改善しないと便秘は解消されません。また、病院で処方される薬のほとんどは症状を一時的に抑えるためのものであり、原因を解決するものではありません。

そこで今回は、便秘の原因とあなた自身でできるその改善方法について解説します。

腸の動きが悪くなると便秘になる

便秘には大きくわけて3つのタイプがあります。それは「ストレス型」「腸の運動不全型」「直腸・肛門型」の3つです。そして、多くの人はストレス型の便秘ですが、どのタイプにも共通していえることは、腸の動きが悪くなっているということです。

ストレスによって、自律神経のバランスが悪くなると腸の動きは抑制されます。また、「腸に溜まる成分」の含有量が少ない食事をした場合も、便自体ができないので腸の動きは必要なくなります。腹筋や肛門周囲の筋力が落ちた場合も同様です。

また、これらは相互に関係しています。腸の動きが悪くなると便秘が引き起こされ、便秘になるとさらに腸の動きが悪くなるという悪循環を生じます。

そのため、腸の動きを良くすることは、便秘改善のために必須です。

玄米で腸の動きを活性化する

腸の動きを活性化する方法は、大きくわけて2つあります。それは「運動によって外から腸を刺激する方法」と「食事によって中から腸を刺激する方法」の2つです。そのため、運動不足は便秘の一要因となりますので、運動習慣をつけることは大切です。

しかし、忙しくて運動をする時間がないという人は多いです。そのような場合は、普段の食事に気をつけて、内側から腸を刺激する方法を行う必要があります。

そこでお勧めなのが玄米食です。継続して多くの量の食物線維を摂取するには、主食で食物繊維を摂るようにすると効果的です。玄米は白米の6倍もの食物線維を含んでいます。1日3食玄米にすることで、食物線維の必要量の半分を摂取できます。また、玄米には排便を促すマグネシウムという成分が含まれるため、それによっても便秘の解消につながります。

マグネシウムと腸の関係

マグネシウムは、一般的に処方される便秘の薬のほとんどに含まれている成分です。医薬品の商品名としては、マグミットやマグラックスなどが有名です。その体への作用は大きく分けて3つあります。それは「制酸作用」、「緩下作用」「結石の予防」です。

制酸作用とは、胃酸を中和する作用です。胃酸の刺激が強すぎると、胃の粘膜を傷つけてしまうため、それを防ぐ役割があります。しかし、通常これを目的に処方されることはほとんどありません。

通常、マグネシウムは緩下作用(排便を促す作用)を期待して投与されます。マグネシウムは、腸内で「塩化マグネシウム」、そして「重炭酸塩」になります。そして、この重炭酸塩は腸内の浸透圧を上昇させます。浸透圧とは、簡単にいうと水分を引き寄せる力を指します。

マグネシウムの働きによって腸内に水分が引き寄せられるため、便が水分で柔らかくなります。また、そのことにより腸に刺激が加わり、排便が促されます。

さらに、マグネシウムは腸内でシュウ酸と結合する作用があるため、腸内へのシュウ酸の吸収が阻害されます。その結果として、尿中のシュウ酸が減少し、尿路結石が予防されます。

以上のように、便秘の解消には玄米食が効果的です。玄米というと、「食べにくい」印象があるため、敬遠しがちです。しかし、炊き方や食べ方を工夫することで、食べにくさは簡単に解消できます。便秘があり、運動を継続して行うことが難しい人は、玄米食を検討してみて下さい。その排便効果に驚かされるはずです。