便秘による症状と腸内環境の関係:冷え性、むくみ、花粉症

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便秘は日本人の多くが悩まされる症状です。そして、その大半が放っておくか、薬で一時的に症状を緩和するという対処を行っているのが現状です。また、自分が便秘ということに気づいていない人もいます。しかし、便秘は放置しておくと「大腸がん」の原因になったり、その他の症状を引き起こしたりする可能性があります。

もしかしたら、あなたが悩んでいる症状は便秘が原因かもしれません。そこで今回は、便秘によって引き起こされるさまざまな症状について、便秘との関係性を解説します。

冷え性と便秘の関係

便秘の多くは、自律神経系のバランスが崩れることによって起こります。自律神経は活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」の2つに分けられます。そして、排便は副交感神経が活発に働き、腸の動きを促すことで起こります。

そのため、ストレスなどで交感神経の働きが強くなりすぎると、副交感神経とのバランスが崩れ、腸の動きが悪くなることで便秘になります。実は冷え性も、この自律神経のバランスの崩れから起こるのです。

交感神経が緊張すると、その働きで血管が収縮し、血液の循環が悪くなります。とくに、体の末端である手足の血流が減るため、手足の冷えが起こりやすいです。つまり、便秘も冷え性も交感神経の働きが強すぎることで起こる症状です。

このような場合は、毎日のお風呂をシャワーではなく、ぬるめのお湯にゆっくりつかることがお勧めです。リラックスすることで、腸の動きに関わる副交感神経が活動的になるからです。また、入浴は体を温めるだけでなく、リラックス効果も高いため、冷え性や便秘の症状を持つ人にはとても効果的です。

足のむくみと便秘の関係

便秘の人でむくみがある人はとても多いです。便秘の人に関わらず、デスクワークなどの仕事をしている女性は、大半の人がこの症状に悩まされています。

むくみは病気によるものと、それ以外の血液やリンパの流れが悪くて起こるものの2つの原因があります。急にむくみが強くなった場合などは、内臓疾患などが原因の可能性もありますので、病院で診てもらうことが大切です。そして、実はむくみは交感神経が優位な状態でも起こります。

便秘の人は、交感神経が強く働いていることが多いということは先ほど述べました。交感神経が活性化されると、筋肉の緊張が高くなります。そうなると、筋肉によって血流が圧迫されて血行が悪くなるため、むくみにつながります。

このような状態のむくみ対策は、まずは動くことです。1時間に1回くらいは立ち上がって歩いたり、簡単なストレッチを行ったりするようにしてください。また、深呼吸は交感神経の緊張を弱めるため、深呼吸もお勧めです。

花粉症と便秘の関係

腸は、便を排泄するだけでなく、免疫機能も担っています。腸には免疫システムが備わっており、体内に入ってきたものを、血液内に吸収すべきか異物として排除すべきかの判断をします。

便秘などで腸内環境が悪くなると、この免疫システムが働かなくなり、細菌などの感染症にかかりやすくなります。

花粉症やアレルギーは、体内に侵入した異物に対して過剰に反応することで、その症状を生じます。腸内環境が悪い状態では異物の侵入が容易になり、それら異物に反応するため、花粉症やアレルギーなどが起こります。

そのため、花粉症やアレルギーなどは便秘と深い関係があり、腸内環境を整えることで自然とその症状が落ち着く場合もあります。

以上のように、便秘による腸内環境の悪化はさまざまな症状を引き起こします。これらの病気は、便秘と関連する症状の中でも特に深く関係している例であり、実際には他にもいろいろな症状と関係しています。

「病院に行っても治らない」「何か体の調子が悪い」などの症状がある人は、便秘が原因かもしれません。それらの問題を改善するために、まずは腸内環境を整えることから始めることをお勧めします。