軽い便秘を自力で治す方法:現状の重症度と生活習慣の確認

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便秘は多くの日本人が悩まされている症状です。その大半は放置しているか薬で一時的に症状を緩和しているのが現状です。

便秘の原因の多くは生活習慣にあるため、薬では治りません。しかし、便秘の人で下剤に依存しているケースは多く、そのことがさらに症状を悪化させている場合もあります。

そのようなときは、いきなり薬を止めるのではなく、段階的に順序を追っていくこが大切です。また下剤の減量に加えて、障害されてしまった腸の機能を取り戻すための練習を行う必要もあります。

そこで今回は、腸のリハビリを行う前にあなた自身で確認しておくべきことについて解説します。

重症度の確認

腸のリハビリを開始する前に、まずは自分の便秘がどのような状態にあるのかを確認する必要があります。以下に簡単にチェックできるチェックリストを記載します。このリストでどの重症度が一番当てはまるかを確認します。

●軽度

・決められた処方量以内の下剤を、毎日一年以上服用している
・毎日ではないが、1回で処方された以上の量を服用する
・下剤を使わないと便が出ない
・通常、便意を感じないが、ときどきは感じる

●中等度

・決められた処方量の2~3倍の下剤を、毎日一年以上服用している
・決められた量以内の下剤を2~3種類、毎日服用している
・下剤を使わないと便が出ないし、腹部の張り感も出てくる
・自然な便意は全く感じない
・食物線維を多くとると、お腹の張り感が増す

●重度

・決められた量の5~10倍以上の下剤を、毎日一年以上服用している
・決められた量の2~3倍の下剤を2種類以上。毎日服用している
・お腹の張り感が強く、いつも気になる
・夕方になるとベルトを緩めなくなるくらいお腹が張り、食事が食べられないほどの胸やけが起こる
・不安が強く、多くの下剤を服用してしまう
・自然な便意は全くない

軽度の場合は自宅で行うリハビリで改善可能です。しかし、中等度以上の場合は基本的には専門機関での治療と併用しながらリハビリを行う必要があります。

生活習慣のチェック

重症度の確認の後は、あなた自身の習慣を振り返っておく必要があります。その中でもとくに重要な3つの習慣があります。それは、「下剤の種類」「下剤の服用回数や量」「食生活」の3つです。

下剤の種類

あなたが普段使っている下剤は、どのようなタイプのものかを確認してください。もしかしたらそれは、あなたの便秘に合っていないかもしれません。あなた自身の便秘のタイプと薬が一致していることが大切です。

また、下剤の中には依存性が高いものがあります。それは「アントラキノン系下剤」と呼ばれるものです。説明書などに記載されている配合成分に、「センナ(センノシド)」「アロエ(アロエベラ、アロイン)」、「大黄(ダイオウ)」というものが含まれている場合は、依存性が高いアントラキノン系下剤に当たります。

下剤の服用回数や量

下剤に依存している人の中で、自分の服用量を正確に把握している人はあまりいません。一度書き出してみると、どれだけ薬に依存しているかが分かります。

書き出す際は、「○時に△錠」など、時間と量を細かく書き出してください。

食生活

最近一週間の食事内容を書き出してください。量は大まかでかまいませんが、食材に関しては細かく書いてください。そして、発酵食品や食物線維を多く含む食品など、排便を促すような食べ物をチェックして、それらをどれだけ摂取しているかを確認してください。

また、「一日で何食食べたか」「何時に食べたか」ということも記載しておいてください。

以上のように、まずはあなた自身の現状を知ることが大切です。何事も、物事を達成するには目標設定が必要です。そのためには、現状を知った上でそこからどう変わりたいのかをイメージすることがポイントです。時間がかかる作業ではないので、まずはあなた自身の現状把握をしっかりと行ってください。