食事方法の工夫で自律神経を整え、便秘解消・排便促進する方法

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便秘は日本人の多くの人が悩まされる症状です。そして、あまりにも一般的な症状となっているため、便秘であっても放っておく人が多くなっています。また、病院でも薬によって一時的に症状を緩和するということが当たり前になっています。

しかし、そのような一時的な対処では便秘を改善できません。これは、ほとんどの医療従事者でさえ、便秘の根本的な原因を理解してないために起こっていることです。

そして、便秘の原因の多くは薬ではなく、生活習慣の見直しによって解消できます。つまり、便秘の症状を持つ多くの人は、病院に通う必要がないということです。そのためには、便秘の根本的な原因を知り、それに対する正しい対処法を知っておく必要があります。そこで今回は、便秘の原因とその対処方法について解説します。

便秘の多くはストレスから生じる

便秘には大きくわけて3つのタイプがあります。それは「ストレス型」と「腸の運動不全型」、「直腸・肛門型」の3つです。この中でも、もっとも多いのはストレス型になります。

ストレス型の便秘には、自律神経のバランスが大きく関係します。自律神経は興奮時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」の2つがバランスをとることによってその機能を発揮しています。

そして、排便に関しては、副交感神経が活発に働くことによって、腸の動きが活性化され便が排泄されます。つまり、便秘解消のためには、副交感神経が適切に働いていることが重要になります。

食事方法によって副交感神経を活性化する

副交感神経を活性化させる方法は数多くあります。その中でも、普段行なっている食事の際、ちょっとした工夫をするだけでも副交感神経を活発にさせることができます。

副交感神経は、胃腸の動きを活動的にする作用があります。そのため、通常では食べ物が胃に入るだけでも副交感神経は活性化されます。副交感神経が活発に働くことによって、食べ物の消化、吸収が適切に行われます。

しかし、急いで食べ物を食べると、逆に交感神経が活性化し、食後に働くはずの副交感神経の作用が抑制されてしまいます。

一方で食事の仕方によって、副交感神経を活性化させることもできます。副交感神経を活性化させる方法は大きく3つあります。

一つ目は、温かいものを食べることです。人間の体は、適当な温かさのものを取り入れると、副交感神経が働くようになっています。熱すぎても冷たすぎても、交感神経が働きます。

また、冷たいものをとると、胃腸の働きも抑制されるため、さらに副交感神経が働きづらくなります。そのため、副交感神経を活性化するためには、夏でも冷たいものを控えることが大切です。

二つ目は、ゆっくり噛んで食べることです。さきほど述べたように、急いで食べると交感神経が活性化されます。

さらに、噛むことによって唾液が分泌されますが、唾液の分泌は副交感神経の働きによって起こります。そのため、噛んで唾液が多く出ると、それが刺激になって副交感神経が活発になります。

また、唾液によって消化が良くなるため、胃腸の負担も減るという点でも便秘の解消に役立ちます。

そして三つ目は、楽しみながら食べるということです。副交感神経はリラックスすると活性化されます。そのため、嫌いな人と食事をしたり、食べたくないものを無理に食べたりすると交感神経が働くようになります。そうなると、胃腸の働きが悪くなり消化不良になりますし、便秘にもつながります。

そのため、できるだけ楽しく会話をしながら食事をすることが大切です。一人の場合でも、音楽を流しながら食べるなど、リラックスした状態を作ると良いでしょう。

以上のように、食事の際にちょっとした工夫をするだけで、便秘の解消につながります。ここまでに述べたほとんどの行動を、明日からでも行えるはずなので、ぜひ実践してみてください。