腸の動きを外側から活性化させるウォーキングと腹筋運動

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便秘は多くの日本人が悩まされる症状です。そして、その大半の人が放置しておくか、薬で一時的に症状を緩和しているのが現状です。

このように、多くの人は便秘を自分の力で治そうと努力しません。しかし、便秘の原因の大半は、自分自身の生活習慣にあります。そのため、便秘を根本的に解消するには、自分自身が変わるしかないのです。

つまり、便秘解消のためには生活習慣の改善が必須です。その中でもウォーキングや腹筋などの運動は、今日からでも簡単に始められるものです。そこで今回は、便秘改善に有効な運動について解説します。

ウォーキングが一番有効

便秘改善のための運動は、ジムなどで行うようなハードなものである必要はありません。むしろ、そのような運動は排便を抑制する可能性があります。そのため、ウォーキング、ストレッチ、水泳などがお勧めです。その中でもウォーキングが最も良いと考えられています。

ウォーキングは3つの点で腸に良い影響を与えます。

一つ目は、運動を行うことで、その刺激によって腸の動きが良くなるということです。これは何の運動でも言えることですが、とくにウォーキングは体を捻じる動きが必要なので、腸への刺激が大きくなります。そのため、大股で手をしっかり振るとより効果的です。

二つ目は、血液の循環を良くし、体の代謝が良くなることです。血流の流れや代謝の低下は、自律神経の中の「交感神経」を興奮させます。交感神経は腸の活動を弱らせ、便秘を悪化させます。

一方、自律神経は交感神経のほかにも、リラックス時に働く「副交感神経」があります。副交感神経が活性化されることで、腸の動きが促されます。そのため、排便には副交感神経の働きが欠かせません。

このような理由から、運動で血液の循環を良くすることが大切です。

そして三つ目は、適度な運動は体をリラックスさせることで、自律神経のバランスを整えます。このような状態では、先ほど述べたように、副交感神経の働きが活性化されることで排便が促されます。

また、排便には腹筋と背筋の力が必要です。ウォーキングはこれらの筋肉まで適度に鍛えることができるという利点があります。

ウォーキングは、リラックスして行うことが大事です。そのため、1日30分前後で、軽く汗をかく程度のスピードで行って下さい。あまりにも運動が激しくなると、逆に交感神経を活性化させ、排便を抑制してしまう可能性があるため注意が必要です。

いきみに欠かせない腹筋

腹部のより深層には、「コア」と呼ばれる排便にとって重要な筋肉が存在します。そのためか、腹筋運動による腹直筋はあまりその必要性を言われなくなりました。しかし、そのコアが働くためには腹直筋の働きが不可欠ですし、腸を刺激するのにも欠かせない筋肉です。

腹直筋を中心とする腹筋群は、加齢による衰えが顕著に生じます。また、女性は男性と比較すると、もとの筋肉量が少ないため、日ごろから意識して鍛える必要があります。

腹筋運動は場所を取らず、時間もかからないため、すぐに始めることができる運動です。しかし、確かにこの運動で腰に負担がかかりやすいことは事実ですので、腰痛などがある人は痛みの無い範囲で行うように注意が必要です。

また、ウォーキングでも述べたように、激しい運動は禁物です。腹筋運動を行うときは、ゆっくり、じっくりするようにしてください。

以上のように、便秘の解消には、誰でもできるような運動が効果的です。その中でのポイントは、疲労を感じず、毎日行っても苦にならないような程度にすることです。つまり、毎日楽しみながら運動をすることが便秘改善の秘訣です。