脂くさいニオイ(体臭)の原因と対処法

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体臭はニオイを発する部位に違いがあるのと同様に、ニオイの種類も人によって異なります。例えば、同じように口臭が気になる人でも、「甘ったるいニオイ」がする人もいれば、「焦げ臭いニオイ」がする人、「脂っこいニオイ」がする人など、さまざまなニオイの種類があります。

体臭の原因は内臓にあることがほとんどですが、ニオイの種類によって、どの臓器に問題があるかを予測することができます。そこで今回は、「脂くさい体臭」の原因と対処法について述べます。

脂くさい体臭は「肝臓と胆のう」が原因

脂くさいニオイは、頭皮から発せられることがほとんどです。特に中高年の男性は、このような脂っぽいニオイに悩んでいる人が多いです。そのような脂っぽいニオイは、皮脂腺から分泌される「皮脂の酸化」から起こるものです。

油は「酸化」と呼ばれる、酸素と結合するような反応を起こしやすいという特徴を持っています。わかりやすい酸化の例としては、鉄のサビが挙げられます。サビは、鉄と酸素が結合することで起こるものです。

脂肪も同様に酸化が起こります。脂肪が酸化すると「過酸化脂質」と呼ばれる物質が作られます。過酸化脂質は独特のニオイがあり、体臭の要因の1つとされています。

体から発せられる脂っぽいニオイは、この過酸化脂質が皮脂として分泌されることで生じます。

食事から摂取した後、脂肪分は肝臓と胆のうによって代謝されます。そのため、肝臓と胆のうの働きが悪くなっていると、脂肪を上手く利用することができません。その結果、使われなかった余分な脂肪が酸化され、ニオイの原因となります。

肝臓はストレスを受けやすかったり、春に働きが低下したりする性質があります。そのため、ストレスを感じたり、春になったりすると、脂っこい体臭も強くなる傾向にあります。

また、肝臓や胆のうに問題が生じると、体の「倦怠感」や右背部の痛みなども出現します。

そして、一般的に知られているように、アルコールやカフェインは肝臓に負担をかける食品です。そのため、これらの嗜好品を摂取することで体臭が強くなったり、倦怠感が悪化したりした場合は、肝臓や胆のうに問題がある可能性が高いと言えます。

「肝臓、胆のう」に問題がある場合の解消法

肝臓と胆のうにニオイの原因がある場合、脂質の摂り過ぎと酸化が問題になります。そのため、一番の対処法は食事から脂質を減らすことです。

気づかずに脂質を過剰に摂取している人は多くいます。そのため、以下に脂質が多い食品を記します。

・動物性食品
・揚げ物、炒め物
・スナック菓子

この中でも、炒め物などには特に注意が必要です。スーパーの総菜などに置かれている炒め物は、かなりの油が使用されています。さらに、調理して時間が経過しているため、その油は酸化しています。

そのため、野菜がたくさん入っていると思って食べている惣菜から、予想以上の油を摂取していることがあります。

また、脂肪の分解を促す食品を摂ることもお勧めです。かんきつ類や酢などは、脂質の代謝を促進し、体内に残る脂肪分を減らしてくれます。

さらに、酸化を抑える食品を摂取することも、ニオイを抑えるためには効果的です。野菜には抗酸化物質が多く含まれていますし、「DHA」や「EPA」として知られる「オメガ3系脂肪酸」にも、油の酸化を抑制する働きがあります。

それでは、肝臓や胆のうに問題があり体臭が強くなっている場合の対処法をまとめます。

・脂肪分の多い食品を避ける
・油の分解を促進する「かんきつ類」や酢を摂取する
・酸化を抑制する野菜やオメガ3系脂肪酸を摂取する

今回述べたように、「脂くさいニオイ」のする人で、特に「春に悪化する」「ストレスでニオイが強くなる」「倦怠感がある」といった人は、肝臓と胆のうに問題がある可能性が高いと言えます。

そのような場合は、以上のような対処法を試してみましょう。たったこれだけのことで、ニオイは大きく変わるはずです。