ニオイによって状態の悪い内臓を探る東洋医学の考え方

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体臭は人によって、ニオイの種類が異なります。体臭のほとんどは、汗や皮脂の成分によって作られます。そして汗や皮脂は、内臓から吸収されたものによって構成されています。

汗や皮脂は内臓の影響を受けるため、体臭も内臓の状態によって変化すると言えます。そして、内臓には、それぞれ特有のニオイがあるとされています。そのニオイを知っていることで、どの内臓に問題があるかを予測できます。そこで今回は、内臓別に生じるニオイについて述べます。

ニオイは5つに分けられる

医学に対する考え方には、その国ごとに特徴があります。一般的に有名なものが、東洋医学と西洋医学です。

日本で行われている医療は主に西洋医学の考え方を主にしたものです。一方、中国で行われている医療も、中心となるのは西洋医学の理論に基づくものですが、その他にも東洋医学の概念をベースに行なわれているものもあります。

その代表的なものが、漢方や鍼灸といったものです。これらは、東洋医学の考え方を元に行なわれます。

そのような東洋医学における概念の1つに「五行説」と呼ばれるものがあります。五行説とは、万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類され、さらにそれぞれが相互に関係しているというものです。これは、体にも適応されます。そして、以下のような分類が行なわれます。

内臓 感情 季節

肝臓、胆のう

心臓、小腸

胃、膵臓

土用

肺、大腸

腎臓、膀胱

この表は一例ですが、五行説では、表で示したように内臓や感情、季節などは、全て関係していると考えられます。

これらを応用すると、春の季節や、怒りの感情が強くなると肝臓や胆嚢にトラブルが生じやすくなると考えることができます。同様に、夏は心臓や小腸、冬は腎臓や膀胱といったように、全てを関連付けて医療に応用します。

ニオイの五行説

そしてニオイも五行に分類することができます。

内臓 ニオイ

肝臓、胆嚢

脂臭いニオイ

心臓、小腸

焦げ臭いニオイ

胃、膵臓

甘ったるいニオイ

肺、大腸

生臭いニオイ

腎臓、膀胱

腐ったニオイ

このように、内臓とニオイを五行に当てはめて考えることができます。つまり、脂臭いニオイがする場合は、肝臓や胆のうに問題が生じている可能性があります。同様に、甘ったるいニオイがする人は、胃や膵臓にトラブルを抱えていることが予測されます。

これは口臭でも、体臭でも全てに言えることです。また、先ほどの五行と併せて考えると、さらに問題となる臓器が絞りやすくなります。

例えば、体臭が気になる人でも、季節によって強さが違うかもしれません。春に臭いが強く、なおかつ脂臭いニオイであれば、肝臓や胆のうにトラブルが生じている可能性が高いと言えます。

さらに、仕事の関係で、怒っていることが多い期間にニオイが強くなれば、さらに肝臓や胆のうに問題があるという予測が強くなります。

そして、ニオイの原因となっている臓器が判明したら、その臓器に対するケアを行うことで、体臭は解消できるはずです。

例として、肝臓や胆のうに問題がある場合を挙げます。

体臭が脂っこいニオイである場合、肝臓や胆のうによる脂質の代謝が低下していることが予測されます。そのため、食事中の脂肪分を減らしたり、肝臓に負担をかけるアルコールを少なくしたりすることで、それらの問題は解消されます。こうして、結果として体臭も軽減されます。

今回述べたように東洋医学の考え方は、さまざまなことに応用することができます。特にその中の「五行説」は、体臭と内臓との関係を示しているものです。五行説の考えを使ってニオイの原因を予測することで、適切な対処することができます。