腐ったニオイ(体臭)の原因と解消法

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体臭には、いろいろなニオイがあります。脂くさいニオイや甘いニオイ、酸っぱいニオイなど、人によって特徴があります。

そのような体臭の多くは、内臓に不調が生じることで起こります。そして、体臭を作り出している臓器によって、ニオイが異なります。そのため、臓器ごとに発するニオイの特徴を知っておくことで、体臭の原因となっている内臓を予測することができます。

そこで今回は、腐ったようなニオイの原因と解消法について解説します。

腐ったニオイは「腎臓と膀胱」が原因

体臭が強い人の中には、卵が腐ったようなニオイがする人もいます。そのようなニオイの場合、腎臓や膀胱に問題が起こっている可能性が高いです。このようなニオイは、「硫化水素」といった、硫黄化合物が原因で起こります。これらの物質が排泄物に混じることで、肛門周囲や生殖器から腐ったニオイを発します。

このような硫黄化合物は、腸内環境が崩れていることで作られます。いわゆる悪玉菌が多い状態を「腸内環境が悪い」と表現しますが、そのような状況では、腸内で硫黄化合物が合成されやすくなります。

また、汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。エクリン腺は、成分のほとんどが水分であるため、ニオイの原因にはなりません。一方、アポクリン腺は、脂質やアンモニアなどを豊富に含むため、体臭の元となります。

東洋医学では、このようなアポクリン腺の働きをコントロールしているのが腎臓であるとされています。そのため、腎臓の働きなどが低下すると体臭が強くなります。

さらに、東洋医学には「五行説」と呼ばれる概念があります。その中で、腎臓と膀胱は「腐」と深い関係があるとされています。そのため、腎臓や膀胱に問題を生じると、腐ったニオイがすると考えられています。

このような腐ったニオイを作る原因の多くは食事にあります。卵やハム、ソーセージ、ちくわ、かまぼこといった加工食品は、腸内での悪玉菌を増やしやすい食品です。さらに、これらの食品にはナトリウムが豊富に含まれているため、腎臓にかかる負担を大きくします。

つまり、このような食品は腸内環境を悪化させるだけでなく、腎臓と膀胱に問題が生じるという理由でも、腐ったような体臭を強くするものだと言えます。

腎臓や膀胱が弱っている人には、以下のような特徴があります。

・下着が黄ばんでいる
・冬にニオイが強くなる
・加齢臭がする
・冷え性がある
・筋力が低下している

腐ったニオイの解消法

腐ったニオイに対する解消法は、大きく分けて2つあります。それは、「腎臓と膀胱に負担をかける食品を避けること」と「腎臓と膀胱を補う食品を摂る」ことです。

腎臓や膀胱に負担をかける代表的な食品は、動物性の加工食品です。また、動物性食品は、腸内に入ると腐敗し、腸内環境を悪化させます。そのため、腐ったような体臭がする人は、動物性食品を減らすことでニオイが軽くなります。

そして、そのような負担をかける食品を減らすだけでなく、腎臓や膀胱の働きを強くする食べ物を摂取することでも、体臭を解消できます。

腎臓と膀胱を補う食品としては、根菜類が代表的です。根菜類は食物繊維を多く含み、腸内環境の悪化を防ぎます。また、腎臓と膀胱は冷えに弱い臓器とされています。それに対して、根菜類は体を温める食品と言われており、冷えから腎臓と膀胱を守る作用があります。

さらに、腎臓の弱りは老化に関係していると言われています。そのような老化を防ぐ栄養素として「ミネラル」があります。そのため、亜鉛や鉄、マグネシウムなどのミネラルを多く含む「海藻類」は、腎臓の働きを補い、腎臓が原因で起こる体臭を軽くします。

以下に、腐ったようなニオイを解消するための食事法をまとめます。

・動物性食品を減らす
・根菜類を積極的に摂る
・ミネラルが豊富な食品を食べる

今回述べたように、腐卵臭のようなニオイの原因は、腎臓や膀胱にあります。そのようなニオイを解消するためには、腸内環境を整えることや、腎臓に負担をかけないようにすることが大切です。

そのためには、食事から動物性食品を減らし、根菜類やミネラル豊富な食材の摂取を増やすことを心がけましょう。