ダイエットに有効な断食(ファスティング)の効果と実践方法

有名な健康法の1つとして、「断食(ファスティング)」があります。断食では、1週間などの一定の期間中に食事を摂らないようにします。ファスティングは、体内の毒素を出すこと(デトックス効果)を一番の目的として行われます。断食をすることで体内が浄化されると、体の免疫機能や自然治癒力が高められます。

さらに、ファスティングはダイエットにも有効な健康法とされています。ただ、断食をする場合には、正しい方法で実践することが大変重要になります。

そこで、「ダイエットにおいてファスティングが効果的な理由」と「断食の正しい実践方法」について解説していきます。

断食(ファスティング)がダイエットに有効な理由

冒頭で述べた通り、断食は一定期間中に食事を摂らないようにする健康法です。体に栄養が入ってこないため、ファスティングを行うことで、当然ながら痩せることができます。

しかし、断食における体重の減少よりも注目すべき効果があります。それは、ファスティングを行うことによって身に付く「痩せやすくなるための心構え」と、断食による「体の機能の改善」です。

・ファスティングで痩せるための心構え

普段、当たり前のように摂っていた食事を一切摂らないという特殊な環境に身を置き続けることで、その分だけファスティングでは大きな達成感を得ることができます。

このときの達成感は、「断食という過酷な状況を乗り越えた」という自信にもつながります。ファスティングに耐えきったことで、自分に自信をもつことができれば、食べ物の誘惑に襲われても打ち勝つことができるようになります。

・断食を行うことで起こる体の変化

私たちの体の「血糖値(血液中の糖濃度の値)」が低下したとき、体は「外部から食べ物を摂り入れて、血糖値を上昇させよう」と考え、空腹感を生じさせます。ただ、これに耐え抜くことができれば、エネルギーとして脂肪が活用されるようになります。

断食中、血糖値が下がって空腹を感じたとき、食事を摂らない状態でしばらく耐え続けることで、体は脂肪などを使って血糖値を上げるようになります。さらに、この状態に体が慣れてきた場合、以前に比べて血糖値の低下が起こりにくくなります。

それにより、断食を終えてからも間食や食べ過ぎなどを起こしにくくなったり、空腹に耐えられるようになったりします。

以上のように、ファスティングを行うことで精神的に強くなり、食欲に打ち勝つことができるようになります。それに加えて、血糖値が下がったときに体脂肪を燃焼させることで血糖値が上がるようになるため、体を痩せやすい状態に改善することができます。

断食(ファスティング)の正しい実践方法

断食の効果を得るためには、正しい方法でファスティングを行う必要があります。

断食では食事を一切摂らないようにしますが、水の補給はしっかりと行います。水を十分に補わないと、脱水症状を起こしてしまう恐れがあるからです。

また、断食を行う直前には、野菜や海藻などの植物性食品を適度に摂るようにし、肉や魚などの動物性食品はなるべく摂らないようにします。断食に挑戦する前に肉などの動物性食品を食べてしまうと、排便がつらくなる恐れがあるからです。

なお、断食を初めて行う場合や、久しぶりに取り組む場合には、1日だけのファスティングに挑戦します。無事、1日の断食に耐えることができたら、2日などの一定期間をおいて、今度は2日間の断食に挑戦してみます。

このような形で、断食を行う期間を少しずつ増やしていきます。健康面を考えると、水だけの断食を行うのは10日間までにしておいた方が良いです。

また、断食を終えたら、復食(本来の食事に戻すこと)を行います。復食をするとき、最初は重湯だけを少しずつ飲むようにします。その後、10日ほどの期間をかけて、「重湯 → 3分粥 → 5分粥 → 7分粥 → 通常のお粥」と少しずつ食事内容を変えていき、最後に本来の食事に戻します。

以上のように復食を行わないと、体調を崩したりリバウンドを起こしたりしてしまいます。そのため、復食はかなり慎重に行うようにしてください。

断食の開始から復食に至るまでを正しい方法で実践することで、ファスティングを無事に終えることができます。正しい断食に取り組むことで、食欲に負けない心構えが身につき、脂肪を燃焼させことができるようになります。この状態になることができれば、ダイエットの成功は目前です。