肉のタンパク質を食べなければ、ダイエットで成功しない

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ダイエット中の方のなかには、「肉を食べると肥満になる」と思い込み、牛肉などの肉類を一切食べない人がいます。

しかし、実際に肉を摂らない食生活を送ってしまうと、体はやせるどころか、さらに太る方向に向かってしまいます。そして、1年以上などの長期間、肉を避ける食生活を続けた場合、ダイエットを始める前よりも太ってしまう可能性があります。

そのため、ダイエットを成功させるためには、むしろ肉を欠かさずに摂り入れる必要があります。ここからは、ダイエットにおける肉食の重要性について確認していきます。

肉がなぜダイエットに必要なのか

肉類に多く含まれる代表的な栄養として、「タンパク質」があげられます。タンパク質は筋肉だけでなく、脳や内臓などの体の組織を構成するための材料になります。

肉を摂らないようにするなどして、タンパク質が十分に補給されない場合、体についた筋肉の量は次第に減っていきます。

体の筋肉は、つねにエネルギーを消費し続けています。もし、筋肉量が減少すると、その分だけ筋肉によって消費されるエネルギーが減ります。その結果、体に溜まった脂肪が落ちにくくなってしまいます。

つまり、タンパク質を摂らないことで筋肉量が減少した場合、体がエネルギーを消費しづらくなり、太りやすい体質へと変わってしまうのです。このことから、タンパク質を多く含む肉を食べることは、やせやすい体をつくり、ダイエットを成功させるうえで極めて重要といえます。

肉を積極的に摂り、ダイエットを成功させる

タンパク質の含有量は、肉によってさまざまです。そのため、肉を食べてタンパク質をしっかりと補うには、タンパク質を多く含む肉を選ぶことが大切です。

タンパク質を多く含む肉としては、鶏の胸肉のほか、赤身の肉などがあげられます。これらの肉はたくさんのタンパク質を含む一方で、脂肪の含有量が少なめです。

また、肉類のなかでも大量の脂肪を含んでいるものとして、牛カルビなどがあげられます。このような肉を食べる場合、タンパク質を十分に補えない可能性があります。さらに、牛カルビのように脂肪を多く含む食品を摂り過ぎた場合、太る方向に体が変わってしまう恐れがあります。

脂肪は、体を構成する細胞を保護する膜(細胞膜)などの材料になります。タンパク質だけでなく、脂肪も生きていくうえで必要な栄養です。しかし、このように重要な脂肪であっても、摂り過ぎは肥満をもたらしてしまいます。

そのため、肉を食べることでタンパク質を補給する場合には、鶏の胸肉などのようにタンパク質を多く含み、脂肪の含有量が少ないものを優先的に食べることが大切です。

動物性タンパク質と植物性タンパク質

肉類などの動物性食品に含まれるタンパク質を「動物性タンパク質」といいます。その一方で、大豆などの植物性食品に含まれるタンパク質を「植物性タンパク質」といいます。

そしてダイエットでは、「動物性タンパク質を避け、植物性タンパク質を積極的に摂るのが良い」といわれることがあります。しかし、この考え方は取り入れない方が良いです。

なぜなら、動物性タンパク質を摂らずに、植物性タンパク質だけを摂取するようにした場合、栄養バランスが偏る恐れがあるからです。

タンパク質は、20種類のアミノ酸によって構成されています。これらのアミノ酸のうち、食事でしか体に摂りいれられないものを「必須アミノ酸」といいます。必須アミノ酸のうち、どれか1種類でも十分に摂れていない場合、体調を崩す可能性があります。

動物性タンパク質は、必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。その一方で、植物性タンパク質に含まれる必須アミノ酸のバランスは、動物性食品に比べてよくありません。

そのため、ダイエットに限らず、私たちが生きていくためには、植物性タンパク質ばかりを摂るのではなく、肉などの動物性食品もしっかりと摂る必要があります。

これまで述べてきたように、健康的にダイエットを成功させるためには、肉の摂取が必要です。もしダイエット中であれば、野菜ばかりを摂るのではなく、必ず肉も摂りいれるようにしてみてください。