成長ホルモンの分泌を活発にし、理想の体型を維持するには

私たちの体内で分泌されるホルモンの1つに、「成長ホルモン」というものがあります。成長ホルモンは、眠っている間に放出されるホルモンです。体内で成長ホルモンが分泌されることで、子どもの体が成長します。一方、成長が止まった大人の体であっても、成長ホルモンの分泌は行われます。

そして成長ホルモンは、ダイエットに役立つ働きを担当しています。

また、成長ホルモンをしっかりと分泌させるには、そのための方法を普段の生活に取り入れることが大切です。それに加えて、成長ホルモンの分泌を低下させるような行動は、できるだけ避ける必要があります。

そこで、「成長ホルモンの働き」や「成長ホルモンの分泌を促す方法」、「成長ホルモンの放出を妨げてしまう行動」について解説していきます。

成長ホルモンの働き

成長ホルモンは、アミノ酸によって構成されているホルモンです。そして、体内での代謝や体の成長に関係しています。成長ホルモンが担当する主な働きとしては、以下のようなものがあげられます。

・体脂肪を燃やす
・筋肉や皮膚などの組織の修繕
・運動後に筋肉を強くする

このように、成長ホルモンはダイエット成功に重要な働きを担っています。

また筋肉は、何もしていない状態であっても日常的にカロリーを消費します。つまり、たくさんの筋肉をつけることができれば、より多くのエネルギーを使うようになります。

筋肉をつけるためには、肉や魚などの動物性食品に多く含まれるタンパク質を十分に補給する必要があります。さらに、筋力トレーニングなどの無酸素運動を適度に行うことも、筋肉を発達させるのに重要です。

このとき、成長ホルモンが正常に働いて、筋肉の強化や修復が行われることによって、筋肉はさらに多くのエネルギーを勝手に消費してくれるようになります。これによってさらに痩せやすい体になり、体形を維持できるようになるのです。

成長ホルモンの分泌を促進させる方法

成長ホルモンをたくさん放出させる手法として、「空腹の状態で、最低でも午後10時~午前2時までに寝る」ことがあげられます。

眠る時間が指定されているのは、成長ホルモンの分泌が午後10時~午前2時の間に起こるためです。そのため、少なくともこの時間の範囲内には眠らなければなりません。

また、眠る際にも「お腹がすいた状態であること」が極めて重要になります。これには、空腹のときに胃から分泌される「グレリン」というホルモンが関係しています。

空腹の状態では、胃から「グー」と音が鳴ります。このときに胃からグレリンが放出されます。グレリンは、成長ホルモンの分泌を促す働きをもっています。そのため、グレリンが胃から放出された結果、より多くの成長ホルモンが分泌されるようになるのです。

そのほかにも、「筋肉を刺激し、その後で血液の流れを良くする」ことによって、成長ホルモンの分泌を活性化することができます。

筋肉を刺激する方法としては、筋力トレーニングなどの無酸素運動があげられます。一方、血行を良くする方法としては、ウォーキングなどの有酸素運動があげられます。

つまり、スクワットなどの無酸素運動で筋肉を刺激した後に、ジョギングなどの有酸素運動で血行を良くすることで、成長ホルモンの分泌をさらに高めることができるのです。

これらの方法により、成長ホルモンが行う脂肪分解や筋肉の強化・修繕などの働きがさらに活発になります。その結果、体をより痩せやすい状態にすることができます。

成長ホルモンの分泌を抑えてしまう行動

成長ホルモンの分泌を阻害しないために、ぜひとも避けていただきたい行動として、「寝る前に食事を摂る」ことがあげられます。寝る前に食べることで、成長ホルモンが分泌されなくなってしまうからです。

そのため、ダイエット中の人の場合、夕食はできるだけ早めにすませるようにし、睡眠に入る前に飲食をするのはやめるようにしましょう。

これは、夕食の食事量が多い場合も同様であり、その場合は寝る前に空腹を感じられない可能性があります。そのため、夕食はなるべく少量にとどめた方が良いでしょう。

以上の内容をもとに、成長ホルモンの分泌を活性化させる方法を実践しましょう。また、睡眠や食事のタイミングなど「成長ホルモンの放出を弱める行動」をとらないようにすることで、成長ホルモンがより多く分泌されるようになります。

これによって、成長ホルモンによる筋肉の発達や脂肪の燃焼などが活発に行われるようになり、体を痩せやすい状態にすることができます。この状態になれば、理想の体型を手に入れて維持できるようになります。