悪玉菌を増やして腸内環境を悪くする食事:糖分(お菓子)

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腸の役割は、体の健康を維持する上で非常に重要です。人が体を動かすためにはエネルギーが必要ですが、そうしたエネルギーは腸が適切に働くことで作ることができます。

また腸は、体を病気から防ぐ「免疫機能」にも大きく関係しています。そのため、腸の働きが悪くなると、さまざまな病気にかかりやすくなります。

そうした腸の働きに大きく影響しているのが、「腸内環境」です。腸内環境は、腸内に生息する「腸内細菌」によって作られます。善玉菌と悪玉菌、日和見細菌(ひよりみさいきん)と呼ばれる3種類の腸内細菌がバランス良く共存していると、腸内環境は良好となり、腸は活発に活動することができます。

その一方で、悪玉菌の数が多くなり、腸内細菌のバランスが崩れると、腸内環境は悪化します。その結果、腸は適切に働かなくなり、さまざまな不調が出現することになります。

こうしたことから、健康的な生活を維持するためには、腸内環境を整えることが大切です。そして、腸内環境を良好な状態にするためには、悪玉菌を増やさないような食生活を心がけることがポイントになります。

そのため、腸内環境を悪化させる食事を知ったうえで、それを避けるようにすると、腸内環境を良好に保つことができるようになります。

そこで今回は、「悪玉菌を増やして腸内環境を悪くする食事」について解説します。

糖分の過剰摂取

糖というと、体を動かすためのエネルギーを作るために欠かせない栄養素として知られています。筋肉でも内臓でも、細胞が活動するためにはエネルギーが必要であり、そのエネルギー源となるのが糖です。

特に脳は、脂肪をエネルギー源にできないため、糖による栄養補給がなければ活動することができないと考えられています。

しかし、そうだからといって、糖質がたくさん入っている食品を食べ過ぎることは問題です。

お菓子やジュースなどに多く含まれている糖分は、ブドウ糖などの「単糖類」と呼ばれるものです。単糖類は、糖質の中でも吸収しやすく、「すぐにエネルギーに変わる」という特徴があります。

一見すると、単糖類はエネルギーが素早く作られるため、「体にとって良いもの」ように感じます。しかし実際には、こうした単糖類は、急激に血糖値を上昇させてしまう可能性があります。そして、急に血糖値が高くなると、体にはさまざまな不調が出現します。

またそれだけではなく、腸内環境という視点で考えると、単糖類は善玉菌の餌になりません。そのため、お菓子やジュースなどの単糖類を豊富に含む食品を食べすぎると、乳酸菌やビフィズス菌といった腸内の善玉菌は減ってしまいます。その結果、腸内環境は悪化することになります。

このように、糖質を過剰に摂取することは、血糖値を急激に上げるだけでなく、「腸内環境を悪化させる」ということを知っておいてください。

生物以外の食品

糖質の過剰な摂取は、腸内の善玉菌を少なくして腸内環境を悪化させます。

またそれだけではなく、多くの人が日常的に摂取している、食品添加物などの生物とは呼べない食べ物も、腸内環境を悪化させることになります。

こうした食品添加物といったような人工的なものは、当然ながら体にとっては異物になります。そのため、体内に入ってもエネルギーや体を構成する材料になることはありません。

そして、そうした食品は腸内細菌を弱らせてしまう原因になります。

食品添加物などは、ブドウ糖と同じように善玉菌の餌にはなりません。つまり、いくら食品添加物が腸内に入っても善玉菌が増えることはありません。その結果、腸内で善玉菌の数が少なくなり、腸内環境は悪化してしまいます。

食品添加物以外にも、防腐剤や農薬、人工ホルモンなど、生活を便利にするために作られたものは、全て腸内環境を悪くする原因になります。

こうしたものは、確かに人間の生活を豊かなものにしました。しかし、あまりに頼りすぎると、腸内環境を悪くして体の健康を害するということを理解しておくことが大切です。

今回述べたように、健康を維持するためには腸内環境を整えておくことが大切です。そしてそのためには、腸内環境を悪くする食事について学び、それを避ける必要があります。

特に、糖質の過剰摂取や食品添加物などの人工的な食べ物は、腸内環境を悪くする食品です。腸内環境を良好に保ち健康的な生活を送るためにも、糖質や食品添加物などはできるだけ避けるようにすることが大切です。