腸内環境をチェックする方法:理想的な便の状態

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体の健康を予測する方法の1つに、「便の状態を観察する」というものがあります。

腸内環境は、体の健康に関わるさまざまな機能に影響を与えます。例えば、腸内環境が悪くなると、免疫機能が低下したり、肌荒れが起こりやすくなったりします。また当然ながら、腸内環境の悪化は便秘を招くことになります。

そして、そうした腸内環境の状態は、腸内から排泄される便に表れます。

そのため、毎日の便における形状や色などの変化を観察することで、腸内環境の状態を知ることができます。つまり、便はあなたの健康状態を把握するためのバロメーターだといえます。

そこで今回は、「腸内環境の状態をチェックする方法」について、さらに掘り下げて解説します。

腸内環境と健康の関係性

あなたは、日ごろから便の状態を確認しているでしょうか。おそらく多くの人は、自分自身の便を観察していないはずです。

「毎日便の状態を確認しましょう」と言うと、中には「自分の便を見るのはちょっと……」と思う人も多いはずです。ただ、毎日の便の変化を観察することは、あなたの健康状態をチェックすることにつながることを知っておいてください。

体の健康には、「腸内環境」が大きく影響しています。腸内環境とは、腸の中に存在する腸内細菌によって作られる腸内の状態のことをいいます。

そして、腸内細菌には、「善玉菌」と呼ばれる体に良い働きをする菌と、「悪玉菌」という健康を害する菌がいます。腸内環境は、こうした善玉菌と悪玉菌のバランスによって作られます。

※善玉菌としては、ビフィズス菌や乳酸菌などが知られています。

当然、腸内に棲息する善玉菌が多いと腸内環境は良好になり、逆に悪玉菌が増えると腸内環境は悪化します。

また、こうした腸内環境は、体のさまざまな機能に影響しています。冒頭で述べたように、腸内環境の悪化が便秘を招くことは、多くの人が知っていることです。しかし実際には、腸内環境が悪くなることで生じる問題は、便秘だけではありません。

例えば、腸内環境の悪化は、免疫機能の低下や肌荒れ、アトピーなどを引き起こす原因になります。

このように、腸内環境の悪化は、あなたが想像している以上にさまざまな健康問題を引き起こすきっかけになることを知っておいてください。

便の30パーセントは腸内細菌で構成されている

腸内環境は、あなたの健康状態に大きく関係しています。腸内環境の悪化は、便秘だけでなくさまざまな不調を引き起こすことにつながります。そのため、腸内環境の状況を把握することは、あなたの健康状態を知るためには欠かせないことだといえます。

そして、最も簡単に腸内環境をチェックする方法は、「便の状態を観察する」ということです。

多くの人は、「便は食べカスによって作られている」と考えています。しかし実際には、水分を除いた便の30パーセントは腸内細菌によって構成されており、残りの70パーセントが「食べかす」と「腸が剥がれ落ちたもの」でできています。

そして、腸内環境は腸内細菌のバランスによって決まります。そのため、便には腸内環境の変化が著明に現れることになります。

例えば、腸内に善玉菌が多く、腸内環境が整っている状態であれば、善玉菌がたくさん含まれた便になります。その一方で、悪玉菌が優位な腸内環境であれば、悪玉菌の割合が多い便が排泄されます。

このように、便の30パーセントは腸内細菌によって構成されています。そうしたことから、日ごろの便の状態を観察することが腸内環境を把握することにつながります。

便の状態で腸内環境を把握する方法

先ほど述べたように、便は腸内環境の状態を把握するためのバロメーターになります。そこで、腸内環境が良好なときの便と、そうでないときの便の違いを知っておくことが大切になります。

このことを理解しておくと、便を観察することで腸内環境の状態を把握できるようになります。

以下に、腸内環境が整っている便と、逆に腸内環境が悪化しているときの便の状態について記します。

腸内環境が整っている便

・1日1回以上のペースで排泄される

・バナナ状の形をしている

・色が黄色褐色

・水に浮いている

腸内環境が悪化している便

・数時間便が出ない(便秘)、もしくは下痢の状態

・硬すぎる(ウサギの糞のような便)、もしくは軟すぎる便(便器にへばりつくような便)

・色が黒っぽい

このように、腸内環境が整っている便には、「黄褐色のバナナ状で水に浮いている」という特徴があります。こうした、腸内環境による便の変化を理解しておくことで、あなた自身で腸内環境の状態を把握することができるようになります。

今回述べたように、腸内環境は体の健康にさまざまな影響を与えます。そして、腸内環境の変化をチェックする一番の方法は、「便を観察する」ということです。

便の30パーセントは腸内細菌で構成されているため、便は腸内環境の状態によって大きく影響を受けます。

そのため、腸内環境が整っている便と、そうでない便の特徴を知り、便を観察することで、あなたの腸内環境の状態を把握することができるようになります。腸内環境良好な便の状態を理解して、毎日の健康チェックを行うようにしましょう。