マッサージ屋や整体院に行った後、身体が痛くなる原因と理由

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マッサージ屋や整体院に行かれる方で、マッサージを受けた後、痛みが強くなったという方は多いのではないでしょうか。

なぜ、硬くなった筋肉をほぐしてもらったのに痛みが強くなるのでしょうか。これには技術の問題もありますが、より重要な原因や理由があります。

整体院は資格がいらない

知らない人は多いのですが、整体というものには資格がいりません。例えば、あなたが明日から整体院を始めるとしても何の問題もありません。

ただ、整体師は人によって知識や技術のレベルが違い過ぎます。もちろん、資格をもっていない人でもすごく治療が上手な方は山ほどいます。しかし、中途半端な知識で開業している人がいることも事実です。

それに対して、病院で働く理学療法士や整骨院で働く柔道整復師は国家資格を持っています。なので、ある一定の知識はもっていることが保障されます。

しかし、資格を持っているからといって、全員が同じレベルかというとそうではありません。そうは言っても、全体としては、整体院より最低レベルの知識量はもっていると考えてよいと思います。

このとき、整体院においては、技術がない人に施術をしてもらったとき、痛みが悪化する可能性は十分高いと考えた方がいいです。

筋肉の硬さにも役割がある

マッサージに関して、技術以外の問題ではどのような問題が考えられるでしょうか。それは、「何かしらの役割のため、硬くなっている筋肉をほぐした場合」です。

多くの人は、筋肉が硬いことは良くないことだと考えているのではないでしょうか。しかし、筋肉が硬くなるというのは何かしら理由があります。もちろん、単なる使い過ぎで硬くなることもあります。ただ、そうではないケースがあるのです。そこで、筋肉が硬くなる理由について考えていきましょう。

人の身体は、何かしらの変化が起こったとき、自身が壊れないように適切に調整される機能があります。

例えば、食事をすると血糖値が急激に上がります。高血糖の状態というのは、血管を傷つけたり、脂肪を過剰に体にため込みやすくなったりと体にとってあまり良くない状態になります。そのため、血糖値が上昇した場合は、ホルモンにより自然と正常範囲まで下がるように調整されます。

このように、人の身体は常に自身の体が壊れないように監視し、調整しているのです。実は筋肉が固くなるのも、この機能の一部であることが多いです。

例えば、ひざを曲げる運動を例に挙げます。ひざを曲げるとき、緊張して動きを制限するように働く筋肉は、ももの前にある大腿四頭筋という筋肉になります。この筋肉が硬くなってしまうと、「ひざを曲げる」という動作は制限されます。

このような現象は正常なひざ関節では生じません。では、どのようなときに生じるのかというと、深く曲げることにより、関節に過剰な負担がかかって壊れてしまう場合です。

例えば、正常なひざは130°曲がります。しかし、ひざの中に炎症があって「120°以上曲げると炎症が強くなるような刺激が加わってしまう」という状態になるケースがあります。

このとき、身体はこれ以上ひざが悪くならないようにします。そのため、120°以上曲げることができないように、先ほど説明した大腿四頭筋という筋肉を硬くします。

以上のように、筋肉が硬くなるのは身体がこれ以上壊れないようにするための合理的な反応ということです。そのため、無理にマッサージなどで筋肉を柔らかくすると体が壊れてしまうことがあるのです。

マッサージ屋や整体院で体をもみほぐしてもらうと気持ちがいいです。ただ、下手に筋肉の緊張が取れて可動域が広がってしまうと、よけい痛みを増幅させてしまう可能性があることを忘れないでください。