時間と対人関係の意識を変え、ストレスを減らすと痛みが軽くなる

f4752f1bee00f7f09dfeeb79b1076862_s

世の中には、さまざまな考え方の人がいます。「時間に対する考え方」「食べ物に対する考え方」など、内容によっても人によって異なります。

その中でも、人間にとって精神的なストレスの源となるのは「対時間ストレス」「対人ストレス」です。今回は、体にとってストレスになる思考と、痛みとの関係性について説明します。

人が感じる精神的なストレス

人がストレスと感じるとき、前述の通り多くの場合は「対時間ストレス」か「対人ストレス」のどちらかです。

対時間ストレスとは、時間に対する考え方によって生じるものです。いつもバタバタしている人を思い浮かべてみてください。周りの人からすると「なぜいつもこんなにあわてているのか」「そんなに 急ぐ必要ないのに」と思われているような人です。

このような人は、常に時間に追われています。時間をもったいないと考え、常に効率性を重視しています。効率性を重視することは大事なのですが、この「常に時間を意識する」ということに問題があります。

時間を意識すること自体はストレスになります。また、実際の行動が、自分が考えていた時間より遅くなると、さらにストレスが強くなります。時間を意識することは、一見大切なことです。しかし、以上のように違った視点からみると、ストレスを受けやすくしているのです。

一方、対人ストレスとは、人に対する考え方によって生じるものです。このストレスの多くの場合は、「相手に対する期待」から生じます。例えば、会社の部下が失敗をした場合です。それだけでイライラする人がいますし、このことにより、自分に何かしらの影響が出た場合にイライラする人もいます。

このようなケースでは、どちらも部下に対しての期待が前提にあります。そして、その期待と反応がズレた(「成功してくれるという期待」と「失敗したという反応」を生じた)ときにストレスを感じます。

もし、先ほどの例における部下が、赤ちゃんだったらどうでしょうか。赤ちゃんに対しては、初めから「何かができるという期待」は小さいため、期待と反応へのズレが生じません。このようなときは、ストレスを感じないのです。

精神的ストレスは背骨を固くし、痛みを誘発する

精神的ストレスは、背骨の中でも上の方の胸椎(肩甲骨の上端の高さの背骨)を固くします。背骨が固くなると体に多くの問題が生じます。例えば、背骨が固くなると、四肢の関節に大きな負担がかかります。人の動きのほとんどは、中心である背骨から末端までの全ての関節の動きを伴います。

これは「パソコンを打つ」など、一見して手しか使っていないような動作にもいえます。このとき、実際は「肘」「肩」「肩甲骨」「背骨」のわずかな動きを伴って、手の動きを調整しています。

その際、中心である背骨のわずかな動きが制限されてしまうと、その末端の「肩」や「肘」にその分だけ大きな負担がかかります。これは、より末端の関節にかかるストレスが大きくなります。つまり「精神的ストレス → 背骨の固さ → 四肢関節への負担 → 痛み」という流れになります。

大事なことは過剰な意識と期待

「時間を過剰に意識しない」「人に過剰な期待をしない」という考え方は、精神的ストレスを減らします。しかし、先ほど述べたように「時間を意識する」ことは行動の効率化につながります。大切なのは「過剰な思考」をしないことです。

体に痛みがある人は、一度自分の思考を振り返ってみて下さい。普段から「過剰な思考」になっていないかを考えることが、痛みを軽減するきっかけになると思います。