軽い運動で筋肉・体力がつくと自律神経の乱れや痛みが改善する

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自律神経と痛みには深い関係があります。自律神経の乱れは背骨や関節の動きを抑えてしまうため、これが結果として痛みとなって表れるのです。

自律神経とは、運動時など体を活動させるために興奮させたり、食事をしているときなど体を休息させたりするときに重要な神経系です。ただ、常にストレスがかかっている状態などでは、自律神経はいつも興奮状態にあります。

これはつまり、生活習慣の悪化によってストレスを生じ、これが原因で自律神経の働きが悪くなることを意味します。これによって背骨や関節の動きが悪くなり、痛みとして症状が表れるのです。そこで、生活習慣を改善しなければいけません。このときは「睡眠、食事、運動」の3つが重要になります。その中でも、ここでは運動について確認していきます。

軽度の運動が自律神経の働きを改善する

運動に関しては、さまざまな考え方があります。ここでは自律神経系的な視点から、「いかに日常生活で交感神経系に過剰なストレスをかけないか」について考えていきます。

まず前提条件として、「人間の身体は普段から運動を行う必要がある」ということがあります。また、その人の生活レベルにあった筋力や体力がないと、普段の生活を行うだけで交感神経系が過剰に働いてしまう状態になってしまいます。

交感神経とは、自律神経の中でも「運動時など活発に活動しているときに働く神経」のことを指します。筋力や体力がなければ、意識的に頑張って動かないと動作ができません。体を興奮させなければいけないため、交感神経を活動させる必要が出てくるのです。

そこで運動を行う中では、いかに交感神経系に過剰な負担をかけずに運動を行っていくかがポイントになります。既に体が興奮状態にあって交感神経に負荷がかかっているため、体に負担なく運動させるようにするのです。

このときのポイントは以下の2つです。

① 心拍数を上げすぎない

② 過剰な負荷をかけない

心拍数は人それぞれですが、だいたい1分90~110以下の脈拍になるようにします。これらくいの軽い運動によって、自分で筋肉疲労を感じる程度の負荷で行うと、過剰に交感神経系に負担をかけないと言われています。

以上のことから運動に関しての注意点は

① それぞれのライフスタイルに合った筋力、体力をつける

② 運動を習慣化する

③ 過剰な運動は行わない

ということになります。運動をするとはいっても、過度に負担をかければいいというわけではないのです。

日常生活の中で、神経へ過剰なストレスを与えないように適切な筋力や体力をつける必要があります。ただ、過剰な運度も神経系にとってストレスになるため、人に応じた運動内容を実施しなければいけません。

これらを考慮した上で運動を習慣化し、筋力や体力を向上させていけば自律神経の興奮状態を抑えることができます。これが結果として、関節の痛みを軽減することにも繋がるのです。

適度な運動というのは、単に肥満状態を改善させるだけではありません。筋肉をつけることは、それだけで神経の興奮を抑え、痛み(疼痛)を鎮めることにも直結するのです。