生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)に薬は必要ない

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食生活の悪化や運動不足によって生活習慣が乱れ、肥満になったり大きなストレスを受けたりすると生活習慣病に罹るリスクが高まります。生活習慣病としては、糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)などが代表的です。

これらの疾患を治療するとき、多くの方は薬を服用します。薬を飲むことによって血糖値や血圧、コレステロール値を改善させることができるからです。

ただ、本来は必ずしも薬を飲む必要はありません。生活習慣を改めることで糖尿病や高血圧などの症状を治すのが、最も効果的な方法であるといえます。

生活習慣病と医薬品の関係

医薬品は病気を根本的に治すものではありません。あくまでも症状を一時的に抑えるものです。例えば、薬局で薬を受け取る場面を想像してください。

生活習慣病で病院やクリニックを受診した際、処方せんをもらいます。このときの処方せんを薬局にもっていき、薬をもらうときに「また来てください」といわれるはずです。これは、薬の服用を止めると再び症状が悪化するからです。

薬を中止すれば血糖値や血圧、コレステロールなどの値は再び上昇していきます。だからこそ、薬を飲み続けなければいけません。

それでは、副作用リスクのある薬を一生飲まなければいけないかというと、必ずしもそうではありません。食事内容や運動習慣を改めることによって、薬なしの生活を送れるようになることは可能です。

例として、糖尿病を考えてみましょう。肥満状態では脂肪細胞がパンパンに膨れ上がっています。この状態では、脂肪細胞から「インスリンの効き目を悪くする物質」が放出されます。

インスリンとは、血糖値を下げる唯一のホルモンのことです。インスリンが適切に作用できなければ、血糖値を下げることはできません。肥満状態の人は先に述べた理由によってインスリンが効きにくくなっているため、血糖値が下がりにくくなっています。この状態を専門用語でインスリン抵抗性といいます。

インスリン抵抗性の状態を改善するには、食事内容の改善や運動の実施などによって痩せることが効果的です。脂肪細胞が小さくなれば、今度は「インスリンの働きを助ける物質」が放出されるようになります。

肥満などによって脂肪細胞が肥大化していると「インスリンの働きを悪くする物質」が分泌されますが、その反対に脂肪細胞が小さい場合はインスリンの作用を補助するように働きかけるのです。こうして、痩せることで血糖値が下がりやすい体質になります。

これと同じことが高血圧や脂質異常症、痛風、心臓病などにもいえます。薬に頼ることよりも日々の生活を改めることの方が何倍も高い効果を得ることができます。

薬に依存しない生活を考える

医薬品を服用すれば、一時的に数値を改善させることができます。そのため、現状に満足して何も対策をしない人は多いです。

ただ、このような意識では本当の意味で健康な生活を送ることはできません。薬には副作用の問題が必ず付きまとうため、できるだけ薬を使用せずに暮らす方が適切です。

しかしながら、元々の生活習慣が悪いことによって病気を発症している人は、実際のところ日常生活を改善させるのは難しいです。そこで一気にすべてを変えようとするのではなく、できることから少しずつ変化させていくことをお勧めします。

「腹八分目にする」「ラジオ体操を行う」など、意識を変えればすぐに実行できるはずです。こうしたことを行えない人は「病気になる生活」を自ら求めて行動しているといえます。だからこそ、まずは意識の変化が重要です。

考え方を変えるだけで生活習慣が変化し、行動が変わってきます。これが血糖値や血圧、コレステロール値などの改善に繋がり、薬を減らすことに繋がります。こうした行動の実施が本当の意味での健康生活であり、実行に移すことで医療費の負担も減るのでメリットしかありません。

病気を治療するとき、少なくとも生活習慣病であれば薬は必ずしも必要ありません。ただ、それには「あなたが健康に過ごしたい」と強く望む必要があります。

不健康な生活をしている以上、薬を減らすのは難しいです。生活習慣病の治療に医薬品が不要なのは本当ですが、それにはあなた自身の食事内容と運動習慣を見直す必要があります。