口から臭いが起こる原因と種類:病的口臭と生理的口臭

5dd052a7ed7031e03cad7bace68186ae_s

口臭は、日本人の多くが悩んでいるものです。特に人と話をする「受付」や「営業」といった仕事をしている人にとっては、口臭が強いことは業務に支障をきたす可能性があります。話している相手の吐く息が臭うと、気にならない人は少ないはずです。

では、口臭はいったいなぜ起こるのでしょうか。息が臭くなるのを防ぐためには、その原因を理解しておくことが大切です。そこで今回は、口臭の原因について解説します。

不快な口臭には2種類ある

口臭は、誰にでもあるものです。しかしながら、不快感を覚えるような口臭とそうでないものはあります。そして、不快な臭いを発する原因は、主に「病的口臭」と「生理的口臭」の2つに分類されます。

・病的口臭

むし歯や歯周病などの歯科的な問題があると、口臭は不快なものになります。また、そのような病気がなくても、歯石が多くついていることは臭いの原因となります。

また、歯科的な問題だけではなく、内科的な病気の結果として口臭が現れる場合もあります。例えば、糖尿病はその代表例です。また、内科的な疾患だけでなく、蓄膿症などの耳鼻科的な疾患も不快な口臭の原因になります。

このような病的な口臭の多くは、周囲の人が不快に感じるほどの強烈なものです。しかし、ほとんどの場合、本人は気づいていません。

・生理的口臭

どのような年齢や性別、健康状態でも口の「ニオイ」というものはあります。このように病的な問題がないような口臭は、「生理的口臭」といいます。

生理的な口臭の場合、ほとんどの人が「何か口のニオイが気になる」と気付きます。

このような生理的口臭は、生活習慣の乱れや、精神状態の変化によって誰でも起こります。そのため、問題視する必要はありません。しかし、まだまだ理解されておらず、生理的な口臭でも異常に気にする人がいます。

生理的口臭の原因

生理的口臭は、先ほど述べたように誰でも起こるものです。1日の中で口臭が強くなる時間帯もありますし、食事の有無によっても大きく変わります。

そのため、口臭が強くなる原因を理解しておき、対処することで、このような生理的口臭で起こる問題は避けることができます。そもそも、生理的口臭のほとんどは、かなり近くまで寄らないと臭いません。つまり、大抵の場合は気にする必要はないと言えます。

以下に、生理的口臭が強くなる原因をまとめます。

・起床時

起床時は、口の中が乾燥しています。口が渇いていると、口腔内の雑菌が爆発的に増殖してしまうため、口臭が強くなります。

・空腹時

意外と知られていないのが空腹時の口臭です。

空腹時は血液中のバランスの崩れと、口腔内の雑菌が増えることで口臭が強くなります。そのため、朝食を抜いた場合は、午前中いっぱいは口臭が気になる時間帯となります。

特に、空腹時のコーヒーや緑茶、タバコなどはさらに口臭を悪化させる要因になりますので、注意が必要です。

・緊張時

精神的に緊張すると、自律神経の関係で、唾液が出にくくなります。そうなると口腔内が乾燥し、雑菌が増殖します。この場合は口臭と同時に、口の中が粘つくような感じがします。特に、しゃべり始めに口臭が強いことが特徴です。

・夕方

夕方は、空腹と疲労から口の中の雑菌が増えやすい状態であるため、口臭が強くなります。

・妊娠、思春期

この時期は、ホルモンバランスの関係で代謝が崩れやすいため、口臭が強くなったり、唾液が臭ったりします。

・食べ物、嗜好品

ニンニクやアルコール類は、口臭を強くする要因です。これらは、それぞれの性質によって口の中の環境を変化させるため、唾液量が減ったり、舌の表面に臭いの元となる物質を付着させたりすることで口臭を強くします。

今回述べたように、口臭の原因にはさまざまなものがあります。気をつけなければいけないことは、内科的な疾患などで起こる口臭です。周りからも注意されるくらい口臭が強い場合は、内科的な病気の可能性があることも頭に入れておいて下さい。