ガムによる唾液コントロールで口臭を予防する方法

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日本でも、口臭に悩まされている人は少なくありません。そして口臭を気にしている人達は、それぞれ独自の方法で口臭対策を行っています。

しかし多くの人は口臭に対する正しい知識を持っていないため、対処方法も適切だとはいえません。中には口臭予防と思って行っていることが、逆にニオイを強めているような人もいます。

そのため、口臭予防には正しい知識をもって適切な対処を行うことが大切だといえます。

そこで今回は、誰でも手軽に行える「ガム」を使った口臭予防法について解説します。

口臭予防の鍵は唾液コントロール

口臭を強くする主な原因は、唾液の分泌が低下することにあります。唾液は、口臭の元である食べカスや雑菌を洗い流し、口腔内を清潔にする役割があります。そのため、口腔内が乾燥すると口臭が強くなります

唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされています。自律神経は緊張時に働く交感神経と、リラックス時に活動する副交感神経と呼ばれる2つの神経から構成されます。唾液は、リラックス時に働く副交感神経が作用することで多く出ます。

過度な精神的ストレスがかかったり寝不足になったりすることで交感神経の働きが強くなると、口腔内は乾燥して口臭が強くなります。

しかしまだこのような状態のときの口臭は、周囲の人に影響を与える程強くありません。ただ、実際には周りの人には臭っていないようなときでも、「口臭が強いと思われているのではないか」と心配する人も少なくありません。

このように実際の口臭以上に周囲への影響を心配すると、人と話すときなどに過剰に意識して緊張することになります。その結果、さらに自律神経のバランスが、崩れ口腔内の乾燥が強くなります。このようなメカニズムで発生する口臭を「ストレス性口臭」といいます。

以上のように、多くの人における口臭の原因となる唾液分泌の低下は自律神経の乱れによって引き起こされます。そのため、口臭予防のためには、自律神経を整えるか唾液の分泌を促すことが大切だといえます

ガムによる唾液分泌促進

口臭予防には、自律神経の活動と唾液の分泌をコントロールすることが重要です。ここでは、ガムによる体の反射を上手く利用することで、唾液の分泌を促進する方法について説明します。

人の体はガムなどの異物が口の中にあると、反射的に外に出そうとして唾液の分泌が促されます。このときは水のような唾液を大量に出すことによって、異物を吐き捨てようとする反射が起こります。このような反射を「異物反射」といいます。

そして大量に分泌された唾液を飲み込むと、また唾液の分泌が促されます。このように唾液の流れを作ることで、口腔内の乾燥を防ぐことができます。

ただこのときには、注意点があります。それは人と会話するときはガムを噛まずに「上の奥歯と頬の間に挟んでおく」ことです。そうすることで、ガムが邪魔で話ができないということはなくなります。

またガムを奥歯と頬の間に挟むと、耳下腺(じかせん)とよばれる唾液を分泌する器官が刺激され、唾液が多く出るようになります。

このように話をしないときは舌の上におき、人と会話をするときは上の奥歯と頬の間に挟むことで、体の反射を利用して唾液の分泌を促すことができます。またこの方法には、ガムを食べていることを相手に知られずに口臭対策を行うことができるというメリットもあります。

今回述べたように、口腔内の乾燥は口臭を強くする大きな要因の一つです。そこでガムを上手く利用することで唾液の分泌をコントロールし、口臭を予防することができます。

ガムを噛むとなると、人と会話を行うときに失礼になると考える人も多いですが、今回紹介した方法はそのような心配もありません。準備するものもガムだけであり、やり方も単純ですので、口臭に悩んでいる人はぜひ試してみてください。