色や歯型が付いた舌は口臭が強い理由

shita dansei

口臭を引き起こす主な原因部位の1つとして、舌が挙げられます。口臭の強さは、舌の状態によって大きく変わります。

舌には、食べカスや口臭の原因となる細菌が多く存在しています。また舌には、飲食物を咽喉まで送り込んだり唾液の流れを作ったりする役割があります。そのような舌の働きが悪くなると、飲食物の残りやニオイの元となる雑菌が増えます。その結果、口臭が強くなります。

ただ多くの人は、ニオイを起こすような舌の状態を知りません。そのため、自分の口臭が本当に舌の問題で起こっているのかどうかを判断できません。

そこで今回は、口臭を引き起こすような舌の状態について解説します。

舌が着色している

舌の表面には、糸状乳頭(しじょうにゅうとう)と呼ばれる突起物があります。そして糸状乳頭は白色をしているため、舌の表面は薄白くなっています。これは一般的に「舌苔(ぜったい)」と呼ばれます。

健康な舌は、舌自体が程よいピンク色であり、舌の中央部を薄白い舌苔がおおっている状態になります。ただ健康な場合は舌苔が薄いため、舌のピンク色が透けて見えています。このときの舌苔が分厚くなったり着色したりすると、口臭が強くなります。

舌苔の着色は、さまざまな原因で起こります。健常な場合でも、飲食後や喫煙後には舌苔に色がつくことが普通です。

舌苔の着色は、食べかすなどが糸状乳頭の間に溜まることで起こります。そのため、食べたものの色がそのまま舌苔に反映されます。例えば、コーヒーを飲めば黒っぽくなりますし、トマトを食べると赤っぽくなります。

また喫煙後は、着色が著しくなります。喫煙中は口呼吸を行なうため口腔内の乾燥が強まります。乾燥した舌にタバコのタールが付着するとさらに取り除きにくくなるため、舌上にタール成分が長く残ることになります。

このように飲食後や喫煙後は、舌上に食べかすやタバコの成分が残るために着色します。

そのような状態は、飲食物の残り自体のニオイもありますし、細菌も繁殖しやすい状況であるため口臭が強くなります。つまり、着色している舌は口臭を発しやすい状態だといえます。

舌の着色による口臭を防ぐためには、食後に舌をきれいにすることが大切です。ガムを噛むことで唾液の分泌を促したり、舌クリーナーで舌を磨いたりすることで舌を清潔な状態にできます。

舌の周囲に歯形がある

舌を見ると、舌の周辺にガタガタした型が付いている人がいます。これは、舌に歯形がついたものです。このような状態は、噛みしめが強い人や噛み合わせが悪い人に起こりやすいです。

そして口臭で悩む人にも、このように歯形が付いている人が多くいます。

精神的なストレスを長く受けていると、自律神経のバランスが崩れて口腔内の乾燥が起こり口臭が強くなります。そのような緊張があると噛みしめも強くなるため、舌の周辺に歯型が付きます。

またストレスなどで噛みしめが起こると、口腔内の空間が狭くなり舌が運動するスペースが無くなります。その結果、舌の動きが少なくなり唾液の分泌が減るため口臭が強くなります。

このように、歯の噛みしめが強くなるほど、歯が舌に押し付けられるような形になるため歯形が付きます。舌の周辺に歯形が付いている人は、持続的な緊張状態にあることが多いため、口臭が強くなりやすい人だといえます。

このような人は、リラックスするような運動や好きなことを行うことでストレスを解消することが大切です。また、舌のトレーニングを行うことで唾液の分泌を促すことも有効です。

今回述べたように、舌の表面が着色していたり、周辺に歯形が付いていたりするような人は、舌が原因で口臭が強くなりやすい人だといえます。まずはあなたの舌を確認し、このような状態になっていないかをチェックしてみてください。