歯磨き剤やガムによる口臭予防法の問題点

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多くの人が悩まされているものに口臭があります。そのため、口臭に対する予防法や解消法もたくさん提唱されています。その中でも、「歯磨き」と「ガム」は代表的な口臭予防の方法だといえます。これらは、ミントなどの香りが付いた歯磨き剤で歯を磨いたり、メンソール味のガムを噛んだりすることで口臭を軽減させるというものです。

確かに歯磨きやガムを噛むことは、口臭の予防や軽減に有効です。しかしその方法を間違うと、逆に口臭を強めることになりかねません。

そこで今回は、歯磨きとガムによる口臭予防の問題点について述べます。

歯磨き剤による口臭予防

成人になって、歯磨きを行うときに歯磨き剤(歯磨き粉)をほとんどの人が利用しています。大半の人は、何かしらの香りが付いた歯磨き剤を使用しています。

コンビニやドラッグストアには、さまざまな種類の歯磨き剤が販売してあり、どれを買おうか悩む人も少なくないと思います。そして、ほとんどの商品は「虫歯予防」や「歯周病予防」「口臭予防」といったような効果を謳っています。

しかし、これらの効果ははっきりしておらず、どの商品が優れているのかもよく分かりません。また小さく書いてある含有成分を確認すると、見たこともないような怪しい化学成分がたくさん書かれています。歯磨き剤には、それだけ見ると体にとっての害を心配してしまうほどの化学物質が多く入っています。

確かに歯磨き剤に入っている代表的なものである「フッ素」は、歯がもともと弱い人などには有益な成分です。一方で合成界面活性剤など、体への害が心配されるような物質も多く含まれています。

そして多くの歯磨き剤は「殺菌作用」を強く押し出しています。しかし、歯磨き剤に入っている殺菌成分はあまり効果がないことがわかっています。口腔内の菌は、殺菌成分で除去するのではなく、歯ブラシで磨き落とすことで取り除かれます。

そのため、いくら歯磨き剤の中に殺菌成分が含まれていても、ブラッシングが適切にできていないと口腔内の殺菌は十分に行われません。

つまり、いくら殺菌作用が強い歯磨き剤を使っていても、ブラッシングが適切でないと歯周病菌や虫歯を防ぐことはできず口臭も予防できません。歯磨き剤は良い香りがして殺菌効果もあるため、口臭を予防しそうなイメージがありますが、そう単純でもないといえます。

そもそも、強い口臭の上からミントなどの香りが加わると、口臭が軽くなるどころか両者が混ざりあって妙なニオイになることは想像できると思います。そのような意味でも、歯磨き剤による口臭予防効果を過信しないようにすることが大切です。

ガムによる口臭予防

口臭における一番の原因は、口腔内の乾燥です。健康な状態では、唾液によって口腔内が清潔に保たれるため、口臭の元である雑菌も繁殖が抑えられます。これが、ストレスや脱水などで口が乾くと、雑菌が増えて口臭が強くなります。

多くの人が知っているように、ガムを噛むと唾液が出ます。そのため、ガムを噛むこと自体は口臭の予防効果があるといえます。

ただ、ガムの種類によっては砂糖が多く含まれているものもあります。糖分は虫歯菌が最も好むものであり、虫歯の進行を早めるものです。そして、虫歯は口臭を強める原因の一つです。

そのため、ガムを噛んで口臭を予防する場合は、砂糖が多く含まれていないものを買うようにしてください。

「シュガーレス」や「キシリトール」と記載されているものであれば、砂糖が含まれていないため虫歯の心配はありません。ガムを購入する際は、この2つが書かれているものを選んでください。

今回述べたように、歯磨き剤やガムは多くの人が行う口臭予防の方法です。しかし、使い方によっては口臭を強くする原因になります。そうならないためにも、正しい利用方法を把握しておくことが大切です。