口臭を予防する方法:呼吸法と唾液腺のマッサージ

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体におけるニオイの中でも、口臭は多くの人が悩むものです。そして、大半の人は口臭スプレーやガムなどで対処しています。

ただ、口臭の原因を理解していれば、そのようなものに頼らなくても、十分に口臭は予防できます。そこで今回は、自身で行なえる口臭予防法について述べます。

呼吸法

口臭は、口腔内にいる細菌や空気中の雑菌が原因で起こります。そして、そのような細菌や雑菌は、食事の食べカスなどが口腔内に残っていると、それをエサにして繁殖します。そのため、口腔内を清潔に保つことは口臭予防には欠かせないと言えます。

このような、口腔内の環境に影響しているのが唾液です。唾液は、口腔内にある食べカスや雑菌などを洗い流す役割があります。

また、食べたものを分解し、消化と吸収をスムーズにします。その結果、食べ物の体内における腐敗が少なくなり、強い体臭が発生することを抑えます。

そのため、口臭予防のためには、唾液分泌を促すことが重要です。

そして、唾液の分泌が低下し、口腔内が乾燥する原因の一つに「口呼吸」があります。人間は、鼻で呼吸をすることが正常です。ただ、鼻が詰まったり、1日中話すような仕事をしたりしている人は、自然と口呼吸を行うようになります。

口呼吸を行うと、口腔内の乾燥が進み、唾液の分泌が少なくなります。その結果、口腔内の汚れが残ってしまい、雑菌が繁殖します。

つまり、口呼吸をしている人は、鼻での呼吸を促すことで、口臭を予防することができます。口呼吸をしている人の特徴は、特に起床時の口腔内における乾燥とニオイが強くなります。

口呼吸から鼻呼吸に変える場合には、以下のような方法で行います。

・鼻からゆっくり4秒かけて息を吸う
・その後4秒呼吸を止める
・そして、口をすぼめながら8秒かけてゆっくり息を吐く

こうすることで、鼻呼吸を促すだけでなく、自律神経のバランスを整える効果もあります。唾液の分泌は自律神経にコントロールされているため、この呼吸法を行うことで、さらに唾液の分泌が多くなります。

また、どうしても口呼吸が改善しない人は、夜寝ている間にバンソウコウなどで、強制的に口呼吸を抑制する方法も効果的です。

唾液腺のマッサージ

また、唾液は「唾液腺」と呼ばれる器官から分泌されます。そのため、この唾液腺をマッサージすることで、唾液の分泌量を増やすことができます。

唾液腺は、「耳下腺」「顎下線」「舌下腺」の主に3つです。以下にそれぞれの場所と方法を述べます。

・耳下腺

耳下腺は、口から耳にかけてのライン上にあります。このラインを人差し指、中指、薬指の3本をそろえて、優しく擦ります。擦る方向は、耳から口にかけて行うとより効果的です。

・顎下線

顎下線は、耳の下端から顎にかけてのライン上にあります。ここは、親指を使ってゆっくりマッサージします。耳から顎にかけて行うと、より唾液が促されます。

・舌下腺

舌下腺は、顎下腺よりも中央部分にあります。喉と顎の中央辺りを親指で優しく上に押し上げるようにマッサージします。柔らかい部分でもありますので、強く押しすぎないように気を付けてください。

このように、顔にある3つの唾液腺を頻繁に刺激することで、唾液の分泌を促すことができます。ただ、唾液腺は、神経や血管などがたくさん存在するところに位置します。そのため、あまり強く刺激しないように注意して下さい。

今回述べたように、口臭は唾液の分泌が低下することで強くなります。そのため、口臭の予防には唾液の分泌を促すことが大切です。そして、唾液の分泌量を増やすには、以上のような「呼吸法」と「唾液腺のマッサージ」が有効です。