口臭の多くは本人の思い込みである

43ac0d1b5461542c36a8d7292e7e2406_s

口臭は、多くの人が悩まされるものです。しかし専門家によると、口臭に悩む人の95パーセントは「本人の思い込み」だと言います。

実際に、口臭の問題で病院に来る人の多くは、口臭がないにも関わらず「ある」と思い込んで、「口臭をなくしたいのになくならない」「どうしていいかわからない」と悩んでいるそうです。

確かに、本当に口臭が強い場合は問題です。しかし、このように「クサイという思いこみ」も、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。そこで今回は、口臭に対する思い込みについて述べます。

思い込みがもたらす弊害

口臭に悩む人のほとんどは、実際には口臭がなく、本人の勘違いであることがほとんどです。そして、そのことによって日常生活にもさまざまな影響が現れます。

例えば、あまりに自分の口臭を気にするばかりに、他の人と話をしなくなる人がいます。そのような人は、特に異性と話すときなどに、極端に距離をとったり、顔を背けた状態で話をしたりします。

そのような行動は、相手から「自分と話したくないのかな」と捉えられてもおかしくありません。そして、結果的に人間関係が悪くなってしまいます。

また、そのような場合、他人から「クサくないよ」と言われたとしても、自分自身はクサいと思い込んでいるため、その人の言葉を信じません。それだけなら問題ないのですが、そのことによって、周りの人を信じることができなくなる場合もあります。

さらに思い込みが強くなると、「歯周病があるのではないか」「胃が悪いのではないか」「鼻が悪いのではないか」と心配し、さまざまな病院を受診するようになります。

しかし、どこに行っても異常は見つからないため、歯科医や医師からは「問題ない」と言われます。口臭があると思い込んでいる人は、このような専門家の言葉さえも疑ってしまいます。そのため、病院不信に陥ります。

このように、口臭があると思いこんでしまうことは、日常生活にさまざまな支障をきたします。そのため、そのような状況になってしまう原因を知っておくことが大切です。

なぜ口臭があると思い込んでしまうのか?

基本的に、誰にでも口臭はあります。しかし、通常では、気にするほどのものではありません。

職業上、わずかな匂いにも敏感な人はいます。例えば、ワインソムリエやコーヒーのブレンダー、料理人などはその例です。このような人たちは、自分たちが専門とする匂いに対しては、とても嗅覚が過敏になっており、かすかなニオイの違いを嗅ぎ分けます。

いつも口臭を気にしている人にも、このような職業上、嗅覚が優れている人たちと同じことが起こります。口臭を気にするようになるきっかけは、人それぞれだと思います。「好きな人から臭うと言われた」「会社で口臭について注意された」など、本当にちょっとした事であることがほとんどです。

しかし、そのちょっとしたことがきっかけになり、自分の口臭を気にするようになります。そうなると、ワインソムリエと同じように、自分の口臭におけるわずかな匂いの変化にも気づくようになります。

そもそも、1日中、365日、無臭という人はいません。起床時やアルコールを飲んだ翌日、寝不足のときなどは誰でも口臭が強くなるものです。

口臭を気にする人は、このような生理的な変化も見逃さずに「やっぱり口臭がある」と考えてしまいます。そして、結果的にいつも口のニオイに注意するようになり、さらに思い込みが強くなっていきます。

今回述べたように、口臭は誰でもあるものですし、その時の体調によっても異なります。口臭が気になる人は、まずはそのことを理解することが大切です。

そして、それでもどうしても気になる人は、専門的な病院などで、機械を使って口臭の程度を測定してもらうという方法もあります。そうすることで、客観的に自分の口臭の程度を確認できるため、安心することができます。

口臭を気にしている人の95パーセントは思い込みです。まずはそのことを頭に入れておいて、思い込みから解放するように心を切り替えるようにしてください。