ニキビができる仕組みとアクネ菌の関係

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ニキビができて困っている人は多いです。ただ、そもそも「どういうメカニズムでニキビが起きているのか」ということを知らない人は多いのではないでしょうか。

今回は「ニキビの起こるメカニズム」と、ニキビに関わる細菌の代表例である「アクネ菌」についてみていきましょう。

ニキビができるメカニズムのキーは「毛穴のつまり」にある

一般的にニキビは「毛穴のつまり」によって起きるといわれています。毛穴が皮脂などでふさがれることで、毛穴の下に皮脂がたまっていくのです。

このときの皮脂を好物としているのが、「アクネ菌」です。アクネ菌は、皮脂をエサとしてどんどん増殖していきます。そして、このアクネ菌などが、炎症を起こす物質を作り出してしまうのです。

さらに、この状態のまま放置しておくと、細菌の活動はますます激しくなります。悪化の一途をたどることになり、「ニキビ跡」などを発生させてしまう可能性もあります。

大人ニキビと思春期ニキビ

ニキビが起こるメカニズムというのは、上記で述べたように「毛穴のつまり」です。こう考えると、思春期ニキビに代表されるような、「皮脂が多すぎて毛穴がつまる」というのはとてもイメージがしやすいのではないでしょうか。

皮脂が多すぎて毛穴を覆ってしまうから、その下にある皮脂が出てこられなくなってしまい、結果としてニキビになってしまうと容易に想像できるはずです。しかし、ここで「大人のニキビはなぜ起こるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

ホルモンバランスの乱れや、成長ホルモンが活発に動くことにより皮脂の分泌量が多くなって起こる「思春期ニキビ」とは違い、「大人のニキビ」は乾燥などによって起こります。

毛穴を防ぐ皮脂の量が多すぎず、むしろ少ないというのであれば、毛穴を防ぐ皮脂がありません。このため、「乾燥」が原因になる大人のニキビは発生しないのではないか、という疑問が出てきます。

しかし、毛穴を防ぐのは皮脂だけではありません。毛穴を防ぐもう一つの原因に、「古い角質」があります。本来ならば、ターンオーバーによって生まれ変わるはずの古い角質が、大人ニキビの人ではいつまでも肌の上に残り続けるのです。

この古い角質は、地層のように重なって、毛穴を細くしてしまいます。また、皮脂のように、毛穴を防いでしまうこともあります。さらに、このような肌というのは非常に堅いというデメリットもあります。

そのうえ、乾燥した肌というのは、外側からの刺激を鋭敏に察知します。その刺激は「ダメージ」となり、ニキビを誘発してしまいます。

皮脂は適度な量を保つこととライフスタイルが重要

このように考えていくと、ニキビを起こさないためには、「皮脂量のコントロール」が必要だということがわかります。適正な皮脂量であれば、それをエサとするアクネ菌が異常繁殖することもありません。

思春期ニキビに悩む人は、とりすぎない程度に、しかし適度なケアで皮脂を落とすこと。大人ニキビに悩む人は、乾燥を防ぐために保湿をしっかりしたり、正しい洗顔方法を知って角質をケアしたりすることが重要です。遠回りに思えるかもしれませんが、ニキビを作らないための対策というのは、以上のようなものになります。

また、単純に「洗顔」だけにこだわるのではなく、食生活の見直しやライフスタイルの改善などもあわせて行いましょう。確かに、「顔」の手入れはニキビの発生に大きな影響を及ぼしますが、日々の生活の影響も、決して小さいものではないからです。