アトピー肌のニキビケア

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アトピーというのは、それだけでつらいものです。外見からそれとわかりやすいですし、痛みやかゆみを伴うこともあります。ひどい場合は、眠ることすら難しくなってしまいます。さらに、アトピーの肌はニキビなども起こしやすく、これによる悩みもあります。

今回は、「アトピーはなぜ起こるのか」「ニキビが発生する原因は何か」「どのようにして対策をしていけばいいのか」を考えていきます。なお、ここでいうアトピーとは、アトピー性皮膚炎のことを指します。

アトピーはなぜ起こるのか

アトピーが起こる原因は、いまだはっきりと分かっているわけではありません。ただ、基本的には、「皮膚の防御能力が落ちている」「アトピー素因(遺伝や既に本人がアトピー以外のアレルギー『花粉症など』を持っている)」のような内的要因があります。

もしくは、「アレルゲンとの接触」「服のすれ、乾燥などの刺激」の外的要因があります。それから、「睡眠不足」「ストレス」といったもので起こる確率が高いと言われています。

また、アトピーを起こしている人は、上であげた原因のうちの「何か1つだけ」によってアトピーを起こしているわけではなく、複合的な要因によって苦しめられています。

アトピーとニキビの関係について

アトピーの肌は、皮膚の防御能力が落ちている状態です。防御機能は、肌の一番外側の角質層が担っている働きです。しかし、アトピーを起こすと、角質層は本来もっている水分を失ってしまいます。

油分と同様に、水分は肌を守るために必要不可欠なものです。そのため、水分が失われると、健康な状態であればブロックできる程度の刺激であっても過剰に反応してしまいます。こうなると、悪循環に陥ります。

防御機能が落ちる → 刺激を受けやすくなる → 刺激によって防御機能がさらに低下する → ますます刺激を受けやすくなる……」というローテーションを描いてしまいます。

そして、刺激をうけた肌は、コメド(ニキビの初期段階である白ニキビ、黒ニキビ)を発症させます。炎症も起きやすくなるため、アトピーに加えて、ニキビで悩ませることになります。アトピーとニキビを併発した状態というのは、大変ストレスがかかるものであり、このストレスがさらに肌トラブルを悪化させることもあります。

治療方法を模索する

アトピー悪化が「水分の蒸発」によって進むものであるのならば、保湿に気を付ければ、症状は改善することになります。そのため、保湿効果の高い基礎化粧品を用いるのが原則ではあります。

ただし、アトピーを患った肌というのは、非常に刺激に弱く、敏感です。保湿効果の高いと言われる美容液を使っても、それが逆に「刺激」となってしまう可能性は否定できません。

そして基本的には、アトピーの改善を先に心がけましょう。ニキビのためにさまざまな成分が含まれた製品を使用するよりも、保湿だけを目的として刺激の少ない商品を活用することが重要です。

アトピーとニキビが併発して、かつ症状が極めて重いのであれば、まずは皮膚科に見てもらうことをおすすめします。内服薬や塗り薬など、「薬」による治療が必要になることもありますし、「どのような生活をすれば症状が改善されるか」というアドバイスを受けることもできるでしょう。

その際には、普段使っている基礎化粧品や化粧品も持って行ってください。完全な「解答」を出すことは難しいかもしれませんが、アドバイスを受けるときに役に立つこともあります。

アトピーはとてもつらいものです。心無い言葉を投げつけられることもあるかもしれません。しかし、しっかりと向き合って治療をしていけば、改善が見込める可能性は高いです。