肌質で見極めるニキビケア:脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌

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一口に「ニキビ」といっても、その原因はさまざまです。ストレスのような内的要因によって起こるものもありますし、紫外線のような外的要因によって起こるものもあります。また、肌質によって原因と対策が変わってくることもあります。

今回は、肌質で考える「ニキビケア」についてみていきましょう。

脂性肌のニキビとは

思春期によくなるのが、「脂性肌によるニキビの繁殖」です。これは、皮脂が過剰分泌されることで生じるニキビを指します。特に10代の頃というのは成長期であり、皮脂の分泌が非常に多いです。また、「顔を洗う」という技術もそれほど持っていないため、油が顔に残ってしまうことがあるのです。

アクネ菌にとって皮脂はかっこうの餌場です。そのため、皮脂が残っているとどんどんニキビが増えていくことになります。この場合は、適切な洗顔を心がけ、皮脂をある程度とってあげなければいけません。

しかし、あまりにも洗顔を重ねるのはよくありません。皮脂を根こそぎ奪ってしまうと、肌は「もっとたくさんの油を出して、肌を守らなければならない」という指令を出してしまうからです。そのため、顔の皮膚がつっぱるまで洗うというのは逆効果です。

大人の悩みである乾燥肌

乾燥もまた、ニキビを発生させる原因になります。乾燥した肌は紫外線などの影響を受けやすく、軽い刺激によるダメージでも蓄積してしまいます。そのため、ニキビがとてもできやすくなってしまうのです。「あまり肌は脂ぎっていないのに、ニキビの発生が抑えられない」と悩んでいる人は、こちらのケースかもしれません。

思春期ではなく、大人のニキビに多いのがこの「乾燥肌によるニキビの発生」です。また、10代~20代のときの、「皮脂がたくさん出ていた時期の肌ケア」を見直していない人なども、このような乾燥によるニキビに悩まされることがあります。

乾燥肌によるニキビに悩んでいる場合、ヒアルロン酸やセラミドが入っている美容液など、保湿効果の高い製品を選びましょう。

混合肌は乾燥肌に合わせてのケアが正解

混合肌は、日本人に多い肌質といわれています。混合肌とは、Tゾーンなどは脂ぎっているのに、頬のあたりなどは乾燥している状態を指します。

Tゾーンが脂ぎっているため、「自分は脂性肌だ」と思い込んでしまい、脂性肌用の対策をしてしまう人は多いです。しかし、実はこれはNGです。混合肌では、本当は角質層全体に水分量が足りていない状態だからです。

もともと皮脂の分泌量が多いTゾーンは、顔などの肌が乾燥していても「バリアをはらないと」と感じて皮脂を分泌します。しかし、もともと乾燥しやすい目の周りなどは、皮脂の分泌が活性化せずに乾燥します。このように考えていくと、混成肌の場合は「乾燥肌に準じた対策」をすることが正解であることがわかります。

つまり、頑張って洗顔をするのではなく、乾燥肌の人と同じように保湿を重視してニキビ対策を行っていく必要があります。

肌トラブルの起こりやすい敏感肌

敏感肌では、ちょっとした刺激を受けてもニキビや湿疹のような形で肌が荒れます。敏感肌にはいくつか理由があります。乾燥肌と同様に肌の内部に水分量が足りず、皮脂や水分という「防御壁」を皮膚に張り巡らせることができず、紫外線などのダメージを受けやすい状態になっています。

もう一つは、アレルギーなどによるものです。洗顔剤などに含まれている成分が体に合わず、異常が出てしまうことがあります。

前者の場合は、乾燥肌対策の基礎化粧品を使うことによって改善が見込めます。しかし後者の場合は必ずしもそうとは言えません。「敏感肌用の刺激の少ない基礎化粧品」というのがよく打ち出されていますが、これを使っていればアレルギー反応が起こらないというわけではありません。

敏感肌用の基礎化粧品は植物由来のもので作られていることが多いです。ただ、植物にもアレルギーを起こすものはたくさんあります。99%の人にとっては「大丈夫な」ものであっても、全員にとって安全な基礎化粧品はないのです。

このように、肌質によってニキビケアなどの対策は異なります。肌質は年齢や環境、季節によっても変化するため、どのような肌質かを見極めることからスキンケア対策が始まります。