ストレスからの自律神経の乱れとリラックスによるニキビ対策

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「ストレスは万病の元」という表現は、よく耳にします。うつ病などのメンタルの病をはじめとして、高血圧などの生活習慣病にも大きな影響を与えています。

健康と美容というのは密接な関わりがあります。そのため、健康に影響を及ぼす「ストレス」が、ニキビなどの肌荒れの原因となっているという事実は想像に難くないでしょう。そこで今回は、ストレスとニキビの話をしていきましょう。

ストレスによってニキビが発生するメカニズムとは

まず、「ストレスがたまると、どうしてニキビが発生するの?」という基本的な疑問からひも解いていくことにしましょう。

人間は、腹立たしいことや怖いこと、つまりストレスになるようなことが起きた場合、交感神経が刺激されます。交感神経というのは、人間のもつ2つの神経のうちの片方です。もう1つは副交感神経といいます。

交感神経が刺激されると、人間は脈拍が激しくなり、緊張します。交感神経が活動しているときの反応は、運動時に起こる反応と同じだと考えてください。このとき、周囲のストレスから身を守るために「アドレナリン」という物質が大量に放出されるわけなのですが、これを抑制してくれるのが「コルチコイド」というものです。

アドレナリンもコルチコイドも、両方とも人間にとって非常に重要なものです。ただ、コルチコイドの量が増えたり、そのコルチコイドと同じように分泌される男性ホルモンの量が増えたりすることは、皮脂の過剰分泌につながります。

過剰に分泌された皮脂というのは、菌類にとって格好のエサ場になります。そのため、結果的に「ストレスがたまると、ニキビができやすくなる」というような流れになると考えられています。

ただ、このような考え方というのも、今はまだ「経験則」に基づいたものです。自律神経の乱れとニキビが直接的な関係があるのかということについては、いまだに研究途上ではあります。

大人とストレス

子ども時代にも、「ストレス」というものはあったはずです。しかしながら、一般的にみて、子ども時代のストレスと大人時代のストレスでは、方向性や意味、質が違います。

また、大人の場合、感情をみだりに表に出そうとしないように調整するため、自分自身のストレスに気づかないということがあります。そのため、できてしまったニキビがストレス由来のものだとは気付かず、対処が遅れることもあるのです。

「自分のために時間とお金を使うこと」を覚えよう

ストレス由来のニキビにもっとも効果的なのは、「リラックスする時間をとる」ということです。良質な睡眠やバスタイムはその代表例でしょう。

例えば、ニキビに悩まされる人の多くが、睡眠時間が7時間以下だという統計結果が出ています。寝室にお気に入りのアロマを持ち込んだり、遮光カーテンを使って部屋を暗くしたりして良質の睡眠を確保できるように努めましょう。「眠る」という行動は、ストレスを解消するうえでもっとも有効な手段のうちの一つです。

また、顔を清潔に保つという意味でも、バスタイムは重要視したいものです。ここでは、お気に入りの入浴剤などを使いましょう。たっぷりの時間を使い、お風呂の時間を楽しむことをお勧めします。少しぜいたくな石鹸などを使用するのもよいでしょう。

友人とのおしゃべりタイムやショッピングなども、ストレス解消にはよいものです。デパートなどで、「いつもは買わないようなちょっと贅沢な惣菜」を買って帰るというのも、リラックスをもたらす方法です。

大人であるからこそたまるストレスは、大人だからこそできるリラックス方法で解消していくように努めましょう。それは、ニキビだけでなく健康にもよい効果を及ぼすはずです。