背中ニキビはなぜ起こる? その理由と予防、対策方法

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顔にできるニキビと背中にできるニキビは、一見すると同じものように思われます。しかし、実はこれらはまったくの別物です。

顔にできるニキビは、アクネ菌によるところが多いと考えられています。しかし、背中のニキビは、カビに分類される「マラセチア菌」によるものです。そのため厳密に分けるとすると、顔のニキビと背中のニキビとは根本から違うことになります。

ただ、共通点が多いのも事実です。今回は、背中のニキビの発生原因と予防方法、対策方法などをお伝えします。

背中のニキビの発生原因

背中のニキビは主に、ホルモンバランスによって左右されると言われています。人間はストレスを感じると、交感神経が刺激されます。副交感神経とは逆の働きを持つ交感神経は、男性ホルモンの分泌を促します。

交感神経が刺激されている状態が長く続くと、当然ながら男性ホルモンの分泌量は増加します。この結果として、ホルモンバランスは大きくくずれることになります。それ加えて、男性ホルモンは皮脂の量を増やす働きをするため、背中のニキビを作りやすくしてしまうのです。

マラセチア菌と背中のニキビ

背中のニキビは、背中に存在する「マラセチア菌」というカビによって悪化します。マラセチア菌は、顔のニキビの原因となるアクネ菌とは別物です。ただ、マラセチア菌はアクネ菌と同じように、皮脂を好物としています。

上であげたように、ストレスは結果的に皮脂の分泌量の増加を生み出します。マラセチア菌にとっては、ストレスによって皮脂量が増えると「大好物が増えた」という状態なわけです。

特に、脂がたっぷりつまったニキビ(白ニキビ)は、マラセチア菌にとっては格好のえさ場です。マラセチア菌は、皮脂内の成分を「肌に炎症を起こす物質」に変化させてしまうため、結果として、ニキビはさらに悪化することになります。

背中ニキビへの予防と対策

このように、「背中のニキビの起こる原因」を見ていけば、その対応方法はだいたい理解できるのではないでしょうか。ホルモンバランスの乱れが悪影響を及ぼしているのなら、まずはそれを正すことが重要です。

完全なコントロールを行うのは難しいのですが、ストレスをためない生活や栄養バランスのとれた食生活、良質である程度の睡眠時間を確保するなどに努めることによって、背中のニキビの発生を抑制することができます。また、これらは「背中ニキビができてしまったあとの対処方法」にもつながります。

ちなみに、シャンプーやリンスといった、本来ならば体(髪)を清潔に保つためのアイテムも、肌に残ればダメージとなります。体を洗う前に必ず洗髪の方を先に行い、シャンプーやリンス、あるいは石鹸などが肌に残留しないように心がけましょう。

また、「夏だから背中の空いた服を着たい!」という人も、背中ニキビができている状態なら、「髪の毛をまとめて、髪の毛の先でニキビを刺激しないように気を付ける」「紫外線対策をしっかり行う」といった工夫を忘れずに行いましょう。

上であげた、「白ニキビ」の段階でとどまっている場合は、ライフスタイルなどを見直すことによって、自然に治っていく確率が高いと言われています。

しかし、背中のニキビが悪化し、黒ニキビや赤ニキビに変化してしまった場合や、ニキビの数が明らかに多すぎる場合は、自然治癒力だけに任せることは難しいです。そのときはすみやかに病院に行き、専門医に診てもらいましょう。