紫外線によるニキビの悪化

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多くの人が悩むものとして、ニキビがあります。これらニキビを悪化させたり、生じさせたりする原因の一つに紫外線があります。今回は、この紫外線とニキビの関係についてみていきましょう。

「日焼け=健康的な肌」はもう古い

かつて、「日焼けをした小麦色の肌が魅力的だ」という風潮がありました。スポーツなどをしている学生が日焼けをしているというのは、それほど大きな問題にはならないという声もあります。若いうちというのは、日焼けをしても、新陳代謝が活発なため、ダメージとしては極めて残りにくいからです。

しかし、極度の日焼けや年をとってから紫外線を浴びつづける生活というのは、決して望ましいものではありません。紫外線を浴びることは、しみやそばかすの原因になるからです。

また、肌そのものが老化していくため、加齢によるニキビや肌トラブルが起きやすくなります。このため、紫外線は大人にとって大敵であり、気を付けるべき存在です。

紫外線によってニキビができやすくなる理由とは

紫外線によってニキビを生じやすくなる理由は3つあります。1つめは、肌が乾燥することによって、防御機能が失われやすくなるというものです。乾燥がニキビの大敵であることはもうよく知られていることですが、紫外線は容赦なく肌の水分を奪います。このため、乾燥が進んでしまうのです。

これは、「今はニキビがないけれども、これから先できやすくなる」ということだけでなく、「できたニキビが治りにくくなり、ほかのトラブルにも発展する」ということにもつながります。

次に、紫外線を受けると角質層が厚くなるという問題です。厚くなった角質層は毛穴を圧迫し、ふさいでしまいます。この結果として、本来ならば毛穴から出ていくはずの油分などが毛穴のなかでたまることになります。この「たまった油」はニキビを起こす菌にとって格好の餌場であり、どんどん菌が増えていきます。

ちなみに、「角質層が厚くなる理由」ですが、これは、「肌の表面を厚くすることによって、その下の真皮などを守ろう」という働きからです。人間の防衛反応のうちの1つなのです。

最後の1つは、もっとも「健康」に直結するものです。紫外線というのは、私たちにとってダメージにほかなりません。人間の体というのは、ダメージを受けると活性酸素が増えます。この活性酸素というのは、肌荒れだけでなく、がんなどの原因にもなります。紫外線は肌だけでなく、健康を害することにもつながります。

また、せっかく治ったニキビであっても、紫外線を浴びることで色素沈着が起きやすくなると言われています。

日焼け止めは紫外線散乱剤の方を選ぶ

紫外線対策として、真っ先に思い浮かぶのが日焼け止めです。これには大きく分けて「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2つあります。前者はその名前の通り、紫外線を弾き返す働きがあるものです。それ対して、後者は日焼け止めが紫外線を受け止め、肌に届かないようにするものです。

どちらも一長一短があります。紫外線吸収剤の方は、汗をかいても問題なく、紫外線に対する効果が強いものが多いです。そのため、これが大きなメリットになっています。

しかしながら、紫外線吸収剤の方は刺激のあるものが多く、肌の弱い人にとってはトラブルの原因となります。一方、紫外線散乱剤の方は刺激が弱く、安心して使えます。ただし、防御効果の面では紫外線吸収剤に劣ります。

ただ、大人の肌というのは、刺激に弱いものです。ニキビが既にできているというなら、なおさらです。そのため、総合的に判断すると、紫外線散乱剤の方がニキビ肌の方におすすめです。