思春期ニキビ(中学・高校生のニキビ)が起こる理由と原因

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昔の歌のなかにも、中学時代のニキビの多さを歌ったものがあります。また、「子どものころ、ニキビに悩まされていた」「思春期になり、ニキビが気になり始めた」「自分の子どもが思春期に差し掛かって、ニキビが増えている」という人は多いのではないでしょうか。

しかし、そもそもどうして、思春期にニキビが起こりやすいのでしょうか。今回は、思春期に起こるニキビ(以下、「思春期ニキビ」とします)の原因についてみていきましょう。

成長期の皮脂は大人の分泌量よりもずっと多い

思春期ニキビが起きる原因として、もっとも大きいものは「皮脂の分泌量が、大人に比べてはるかに多い」ということが挙げられます。

思春期というのは、成長期でもあります。成長ホルモンや性ホルモンの分泌量は、大人と比較できないほど多いのです。このため、皮脂の分泌量も多くなってしまいます。

皮脂の分泌量が多ければ、それが毛穴を防ぐことに繋がります。また、皮膚の油というのは、雑菌にとって格好のエサ場であり、繁殖に適した場所でもあります。このため、顔に浮き出た皮脂を食べ物として悪い雑菌が繁殖し、ニキビを引き起こしてしまいます。

思春期ニキビはこのような性質を持っているため、皮脂の分泌量が多いところに頻発します。もっとも多いのはTゾーン(額、鼻、あごを繋いだT字の部分)です。また、胸などにニキビができる場合もあります。

思春期ニキビはケアが重要

子どもの場合、大人とは違ってニキビを軽視してしまいがちです。少し、自分のことを思い返してみてください。中学生のとき、スキンケアをきちんとしていたでしょうか。また、お小遣いがないという理由から、適当な洗顔フォームを使っていませんでしたでしょうか。

日焼け止めを使うことなんて、海にいくときだけで、学校の部活動では外で真っ黒になるまで運動をしていませんでしたか。親に相談したら、「顔を洗えばいいんじゃないの」とか「子どもが気にすることじゃない」という返事をされたことはありませんでしたか。

おそらく、多くの人が1つや2つは思い当たるところがあるでしょう。思春期ニキビは大人のニキビとは違い、「積極的にケアをしよう」と考える人が総じて少ない傾向にあります。実際、厚生労働省が出した「皮膚科への外来患者数」によれば、14歳以下の受診率は35~64歳の受診率の52%程度にとどまります。

もちろん、皮膚科にいくのはニキビのためだけであるとは言えません。また、「14歳以下」と「35歳~64歳」では人数に違いがあることも事実です。しかし、これらの統計データから一つの傾向が読み取れるのではないでしょうか。

思春期ニキビは回復も早い! その治し方は?

思春期ニキビを解消するためにも、皮膚科への受診は有効です。しかしながら、思春期ニキビの場合、皮脂の分泌量などを上手にコントロールしていけば、年齢を重ねるごとにニキビは落ち着いていくといわれています。この意味では、思春期ニキビは「成長の一過程」とみることもできるでしょう。

ちなみに、思春期ニキビの解決策としては「洗顔」「食事」「睡眠」などがあげられます。これは大人ニキビにも言えることですが、「保湿」が重要になる大人ニキビのときとは違い、思春期ニキビの場合は、皮脂をある程度しっかりとってあげる必要があります。

しかし、皮脂の取りすぎはさらなる皮脂の分泌を促してしまうことにもなるので、朝晩の洗顔は多くても3回程度にとどめておきましょう。

ただでさえ「人との違い」「自分の外見」が気になる年齢においては、思春期ニキビは大きな悩みごとです。加齢とともに落ち着いてくるものではありますが、気になるようなら、しっかりとケアをしましょう。