うつ病になりやすい人の思考や行動パターン

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うつ病の原因は人によってさまざまです。外的な要因でいえばストレスがきっかけで起こることがあります。また、病気や離別・死別、転職、引っ越し、結婚などの人生の転機が引き金となる場合があります。ほかにも、仕事・学業上のストレス、日々の人間関係など日常生活でのストレスが原因となることもあります。

一方で、うつ病の人は、それらのストレスを受けた時に似た反応をする傾向にあります。つまり、うつ病になりやすい思考や行動パターンがあるのです。

また、うつ病になるとその思考や行動が、より一層強まります。すると、今まで以上に病状が悪化していく原因になります。言い換えると、うつ病の負のスパイラルに陥ってしまうのです。

そこで、ここではどのような思考、行動の人がうつ病になりやすいか説明します。自分の現状と照らしあわせてみることで、自分が持っているうつ病の要因を把握することができます。

うつになりやすい3つの思考パターン

最初の思考パターンは「自分のことをマイナスに考えすぎる」ことです。つまり、自分の能力を過小評価するのです。例えば、仕事でミスをしてしまったときに、「自分にはこの仕事はむいていない」などと考えてしまいます。

他にも、好きな人にフラレてしまったときに、「自分は魅力がない人間なんだ」と考えます。言い換えれば、起きた現実以上に、過度に自分のことを責める傾向にあります。

次に、「周囲の人やものごとをマイナスに考えすぎる」ことです。例えば、仲の良い友達が自分以外の人と遊んでいると「悪口を言われているのではないか」などと考えてしまいます。また、仕事に取り掛かってもいないのに「こんな仕事、出来るわけがない。」と決めつけてしまいます。

つまり、起きた現実以上に周囲の人や物事に対して深読みしてしまうのです。これは、一種の被害妄想といえるでしょう。

最後に、「未来、過去に対して後ろ向きに考えてしまう」ことです。例えば、過去に恋人やパートナーから言われた一言を許せずに、恨んでしまう場合があります。自分の仕事の将来に漠然とした不安があり、「頑張ってもどうせダメだ」と考えてしまいます。過去や未来に不満や憤り、不安などの感情をもっているのです。

こういった思考パターンをもっていると、「何をやっても現状は変わらない」と決めつけてしまいます。そうして、いろいろな言い訳をして、やる前から諦めてしまうのです。また、すべてに対してマイナスに捉えてしまうので、やる気もどんどん無くなってしまいます。

うつになりやすい3つの行動パターン

うつ病になりやすい人の第一の行動パターンは、「活動量が減る」ことです。仕事や趣味などで楽しいことが見つけられず、達成感を得ることができません。つまり、元気のもとであるモチベーションがなくなってしまうのです。その結果、「何もできていない」と自分を責めてしまいます。

第二は「ぐずぐず主義で、問題を先延ばしにしてしまう」ことです。やるべきことを後回しにして、他のことにふけってしまいます。例えば、お酒やインターネット、ゲーム、テレビなどです。すると、やらなくてはいけないことがたまってしまい、ストレスが増えてしまいます。

最後に「周りにうまく助けを求められない」ことです。自分一人で仕事や行うべきことを貯めこんでしまいます。すると、自分の許容範囲を超えてしまい、自らに対する無価値観があらわれます。また、周囲に対して「なんで助けてくれないのか?」といった恨みの感情まで出てくることもあります。

このようにうつ病になりやすい思考や行動にはパターンがあります。まずは、自分のなかにあるうつになりやすい思考や行動を自分で把握することが大切です。その後、思考や行動の問題を解決する方法を学び、実践していきます。そうすることが、うつ病の治療につながっていくようにます。