サプリメントを飲むタイミングや時間、飲料を理解する

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医薬品では、例えば「1日2回、朝・夕食後に1錠ずつ服用」などの指示があります。これは、薬によっては適切なタイミングで服用しなければ効果を得られないからです。また、副作用リスクも高まります。

特に糖尿病の薬はこうした決まり事が厳格であり、食直前(いただきますの段階)で薬を飲むように指定されることがあります。このタイミングでなければ、薬の効果が表れなかったり副作用を生じやすくなったりするからです。

それでは、サプリメントはどうかというと、やはり同じように適切な飲むタイミングが存在します。効率的に栄養素を吸収させるためには、時間やタイミングなどを把握しなければいけません。

食後に服用するサプリメント

医薬品とは異なり、サプリメントはあくまでも食品です。そのため、「1日1回、朝食後に2錠を服用」などと指示することはできません。薬事法に触れてしまうからです。そこで、「1日3錠を目安にお召し上がりください」などの表現になります。

ただ、これではどのタイミングで飲めばいいのか不明です。そこで、基本的には毎食後に服用することを意識してください。食事後に飲むことで、栄養の吸収を良くするのです。食事もサプリメントも栄養の摂取が目的であるため、食事と一緒の方が望ましいのです。

食事をすると、胃腸の運動が活発になります。その結果、効率的に栄養が腸から吸収されるようになります。

医薬品も同様であり、薬を食後に服用する理由は「食事が終わった後という分かりやすいタイミングで服用することで、飲み忘れを防ぐ」という意味だけではありません。薬によっては、食事と共に服用した方が効果的に腸から吸収されるのです。

薬の多くは脂溶性の物質です。肉などを食べると、そこには脂肪が含まれており、脂溶性の薬は溶けやすくなります。これが結果として、吸収率の向上に繋がります。一般的に薬は食事と一緒の方が吸収されやすいのです。

これと同じことは健康食品やサプリメントなどの栄養素でも適応できます。食事と一緒の方が一般的に効率的に消化吸収が起こると推測できます。

特に、ビタミンAやビタミンD、ビタミンKなどは脂溶性ビタミンとして知られています。脂溶性の薬が食後に吸収されやすくなるのと同じように、これら脂溶性ビタミンも食事と共に飲んだ方がいいです。

食後にサプリメントなどを飲むのは、他にも「胃腸への刺激を低減できる」という理由があります。空腹時では、サプリメントの成分だけが胃腸に流れるようになります。このときの成分が胃に刺激を与える物質であったとしても、食事と一緒であれば緩和することができます。

なお、ビタミンBやビタミンCなどの水溶性ビタミンは腎臓の機能によって尿と共に数時間で排泄されます。そこで、朝・昼・晩と2~3回に分けて飲む方が望ましいです。

サプリメントごとの服用タイミングと飲料

種類によっては、食後に飲むべきではないサプリメントも存在します。例えば、アミノ酸(タンパク質)です。

肉や魚などにタンパク質が多く含まれており、消化されることでタンパク質は一つ一つのアミノ酸にまで分解されます。そのため、食事に含まれるアミノ酸とサプリメント由来のアミノ酸は、腸から吸収されるときに競合してしまいます。

こうした理由から、食事から2時間以上経過した空腹時にアミノ酸を飲む方が良いといわれています。また、プロテインなど運動後に飲んだ方がいいとされているアミノ酸(タンパク質)も存在します。サプリメントによっては、必ずしも食後が適切だとは限らないのです。

ただ、健康食品やサプリメントは医薬品ではないため、実際のところそこまで厳密に考えなくても問題ありません。アミノ酸を食後に飲んでも問題ないケースは多々あります。

また、サプリメントを飲む場合は真水が適切ですが、お茶やコーヒーなどと一緒に飲んでも問題ないです。

例えば、かつては薬を服用するときにお茶やコーヒーなどで飲むのは止めるように指示されていました。お茶のタンニンやコーヒーのカフェインなど、薬の吸収が阻害されるなど、悪影響があると考えられていたからです。

ただ、骨粗しょう症治療薬の一部を除いて、お茶に含まれるタンニンの量くらいでは「吸収への影響はほぼない」と現在では考えられています。そのため、特別な例外を除いてお茶と共に薬を飲んでも問題ありません。これと同じことはサプリメントにもいえます。実際のところ、水と一緒でなくても問題ありません。

そもそも、食後にサプリメントを飲むとなると、ジュースや味噌汁、そして他の食事と共に吸収されるようになります。この事実を考えると、サプリメントと一緒に飲む飲料はそこまで神経質になる必要はありません。