メディアからの健康情報を上手く使うための考え方

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最近は一般人の健康に対する意識が高いこともあり、メディアでも健康に関する情報が多く出回っています。しかし、その情報は一貫しておらず「何が正しいのかわからない」という声をよく聞きます。そこで、今回は、それら健康情報に対する考え方について解説します。

疑った方がよい言葉

テレビや本などをみていると「必ず良くなる」「誰にでも効く」という言葉をよく耳にします。しかし、本当に絶対に治る、万人に効くものなどはあるのでしょうか。

確かに、病気の根元は共通していると考えられていますが、それに対する対処法はひとそれぞれのはずです。例えば、腰痛を例に説明します。テレビでよく「腰痛を改善する運動」というテーマで番組が作られています。その中で、具体的な腰痛を改善する方法として、腰を反る運動などが紹介されます。

このとき、メディアで紹介されるような運動は、ザックリと「腰痛」を対象にしていることが多いです。どのような特徴がある腰痛ではなく、腰痛全般を改善するといいます。

専門的に考えて、腰の痛みを発する組織は数多くあります。「腰の関節」「椎間板」「筋肉」など数えればきりがありません。そして、それらの組織の特徴も、痛みを出しやすいストレスもそれぞれで、全ての腰痛に共通したものはありません。内科疾患などから発する痛みに関してはなおさらです。

つまり、腰痛という広いくくりの言葉に共通する対処法はありえないということです。原因組織、痛みが出てからの時期、痛みの程度により異なるのはもちろんのこと、その人の環境や年齢、性別など、考慮しなければならない要因は無数にあります。

そのため、一言で腰痛といっても対処法は千差万別です。

以上のように、腰痛だけでなく、ほとんどの物事に「万人に有効」というものはないと考えて下さい。それと同じように「絶対治る」という言葉も要注意です。

他人の効果は参考でしかない

そのような番組では必ず、番組で紹介されたことを行って「良くなった人」が登場します。その人達の言動や変化だけをみると、本当に効果があるような印象を受けます。

しかし、先ほども述べたように、体の反応は人それぞれで、影響する要因も無数にあります。たとえ出演していた人に効果があっても、あなたに効果があるかはまた別です。

このような情報の中には、もちろんあなたに効果があるものもあります。そこで、「情報をどのように扱うのか」ということが重要になります。

大事なことは効果判定

とりあえず得た情報を実践してみることは大切です。しかし、このときの条件として、「行っているとき、または行った後に不調がでないこと」が挙げられます。

例として、先ほどの腰痛の例を挙げます。腰を反ったら痛みを伴う人が、そのような運動を繰り返すことは、症状を悪化させる可能性が高いです。

また、ダイエットに良いとされる飲み物があったとします。その飲み物を飲んだ後、吐き気、むかつきなどの体の症状が出る場合、その飲み物はその人の体に合っていない可能性が高いです。

結局、あなたにとって何が良いかは、実践して本当に良い効果が出て、初めてわかるのです。つまり、あなたの体の反応を使ってその効果判定を行うことが一番だということです。

以上のことをまとめます。

・体の反応は人それぞれである
・万人に共通の体に対する対処法はない
・実践し、体の反応を素直に捉えることが大切である

メディアだけでなく、病院の医者、薬剤師、看護師など、あなたにアドバイスをする人は多くいると思います。そのような専門家がいっていることは、確かに妥当なことが多いです。しかし、あなたにとって正しい事かどうかはわかりません。

今回述べたように、結局はあなたの体の反応に素直に従うことが、体にとって一番良いといえると思います。