輸入したアメリカ製のサプリメントは健康面の危険性が高い

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健康食品・サプリメントの中には海外から輸入したものがあります。例えば、アメリカなどで売られているサプリメントを日本に持ち込み、服用するケースなどです。

現在ではインターネットが発達しているため、誰でも海外からサプリメント取り寄せることができます。ただ、こうした輸入の健康食品類を飲むのはあまりお勧めしません。理由は単純であり、危険性が高いからです。

日本人と欧米人では体格が異なる

海外で用いられているサプリメントは、そのまま日本人に適応できるとは限りません。例えばアメリカ製のサプリメントであれば、そこに含まれる主成分の量が多いことはよくあります。

日本人と欧米人を比べたとき、体格に大きな差があります。そのため、欧米人では多めに量を摂取する傾向があります。そうしなければ、体格の大きい欧米人は期待する量の栄養素を摂れないからです。

これは医薬品でも同様のことがいえます。日本と欧米諸国で使用されている薬を確認したとき、日本では含まれる有効成分の量が少なくなっているがあります。

例えば、血液をサラサラにするイグザレルト(一般名:リバーロキサバン)という薬があります。日本では1日15mgを基準量に設定していますが、海外では1日20mgと量が多いです。これは前述の通り、、欧米人と日本人では体格に違いがあり、薬の効き目が異なるからです。

これは医薬品に限らず、栄養素でも同じです。アメリカ製のサプリメントを用いると過剰摂取になる可能性があります。サプリメントにも摂取量の目安が記載されていますが、アメリカ製の場合はその通りに飲んではいけないケースがあるのです。

日本人と欧米人では食生活が異なる

また、食生活が異なることも問題です。例えば、アメリカ製のサプリメントの中にはヨウ素が含まれていることがあります。ヨウ素は甲状腺という器官で用いられる栄養素の一つであり、体にとって必須の原料です。

アメリカでは海産物を食べる機会が少ないため、マルチビタミンミネラルのサプリメントの中にヨウ素を含有しているケースがあります。ただ、日本人はもともと海産物を多く食べる習慣があり、偏食をしていない限りヨウ素不足になることはほとんどありません。

ヨウ素には上限が決められており、成人男女であれば1日3,000μgとされています。日本人は毎日の食事で既に上限近くのヨウ素を摂取しています。それにも関わらず、アメリカ製のサプリメントを用いると栄養素の過剰供給になることがあります。

栄養素が少なすぎると症状が起こるものの、過剰になっても悪い影響が表れます。民族が違うことで食生活が異なれば、必要とする栄養素も変わるのです。

こうした事実を認識した上で、健康食品を有効に活用する必要があります。アメリカ製のサプリメントを使ってもいいですが、それは私たち日本人に合わないケースがあるのです。

もちろん、海外のサプリメントが粗悪品だという意味ではありません。たとえ良い製品であっても、体格や食生活などの問題で日本人には適合しないことが多々あるということです。こうした問題を避けるため、サプリメントを使用するときは日本製が無難です。

さらにいえば、何かの健康被害を生じたときにアメリカなど海外にある企業では責任を追及しにくいです。適切な対応をする企業であっても、日本企業では簡単に連絡が取れてもそれが海外の企業では困難です。

健康食品やサプリメントは口に入れる商品です。そのため、何らかの健康問題が生じる可能性は否定できません。そういう意味でも、海外製のサプリメントはあまりお勧めできません。