育毛剤の種類と違い:化粧品、医薬部外品、医薬品

9157f4aa75d683a3f7db3b18c73b4dda_s

薄毛に悩んだり育毛対策を考えたりするようになると、多くの人は育毛剤の使用を考えます。また、頭皮状態を改善させるためのシャンプーを活用し始めます。ただ、このとき育毛剤や頭皮改善シャンプーの表示について確認してみると、その表記が一通りではないことがわかります。

育毛剤では、「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」が大きなジャンル分けです。似ているように見えますが、これには明確な違いがあります。具体的に何が異なるのかについて、以下で確認していきます。

「化粧品」の効能について

「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」というカテゴライズ(分類分け)のなかには、美容液やマニュキアなどさまざまなものが含まれます。ただここでは、「薄毛・育毛」に関するものだけを取り上げることにします。

「化粧品」にカテゴライズされることが多いのは、いわゆる薄毛対策のシャンプーなどです。これは、「育毛ができる」というように謳うことはできません。頭皮や髪の毛に潤いを与えるという表記や、清潔に保つという表記までしか許可されていません。

こうした薬用シャンプーでは、フケやかゆみをふせぐことができます。ただ、「育毛」を期待することはできません。また、ここでとりあげている3つ(化粧品、医薬部外品、医薬品)のなかで唯一、効能・効果を謳うことができません。

「医薬部外品」の効能について

「医薬部外品」は、化粧品と医薬品のちょうど真ん中に位置するカテゴライズです。医薬部外品」になると、化粧品では認められていなかった、「効能・効果」を掲げることができるようになります。

つまり、医薬部外品の段階から、初めて「育毛効果」を表記することができるようになります。裏を返せば、化粧品に分類されるものは、前述の通り育毛の効果は見込めないということになります。ちなみに、「薬用育毛剤」という場合は、医薬部外品に分類されます。

「医薬品」の効能について

育毛剤の中でも、「医薬品」は3つのなかでもっとも強い効能を謳うことができます。また、育毛効果も期待することができます。病院で処方されている商品など、強い効果のある育毛剤はこちらに分類されます。

ただ、非常に効果が強い反面、そこには副作用のリスクもあります。そのため、病院に行かずに手に入れられる「医薬品」の育毛剤はかなり限られています。テレビコマーシャルなどでもよく取り上げられている、大正製薬のリアップX5プラスなどは、医薬品の育毛剤にあたります。

育毛剤を選ぶときの種類と判断について

このように見ていくと、「実際に育毛効果があるのはどれか」ということがわかりやすくなるはずです。あなたの持っているシャンプーやヘアトニックが「化粧品」に分類されているのであれば、それらをどれだけたくさん使っても、髪の毛が生えてくる可能性はありません。

育毛効果が見込めるのは、少なくても「医薬部外品」以上になります。もちろん、頭皮の状態は重要なので薬用シャンプーなどによって頭皮環境を整えることは重要ですが、それ自体に育毛効果があるわけではありません。

あなたが積極的に育毛を実現していきたいのであれば、医薬品の育毛剤を使うとよいでしょう。副作用も大きいのですが、その効能はしっかりと立証されており、確かな効果を期待することができます。

しかし、上で挙げた「リアップX5」などは、女性や未成年者には禁忌とされているため、取扱いには慎重さが求められます。効果としては一段落ちますが、医薬品の使用が望ましくない人は医薬部外品の育毛剤を使うようにするとよいでしょう。そして確実なのは、病院で相談してみることです。

もっとも、化粧品に分類されている商品が、まったく無意味なものであるかというとそうではありません。前述の通り、頭皮の状況をよくしたり、フケやかゆみ対策をしたりすることは、「医薬部外品・医薬品の育毛剤」の効き目をサポートするという意味では有用だからです。

このように、育毛剤やシャンプーにはさまざまな種類があります。こうした違いや性質をしっかりと理解した上で、正しく育毛剤を活用するようにしましょう。