カツラを被る問題点と薄毛・脱毛の進行との関係

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「薄毛対策」にはさまざまな方法があります。最も有名なのは育毛剤を活用したり、薬用シャンプーを用いたりする手法です。そして他に、薄毛対策の一つとして挙げられるのが「カツラ」です。

ただ、髪の毛が薄くなったからといって、すぐにカツラを考え始めるのは適切ではありません。カツラを着用することによって、逆に薄毛や脱毛を進行させることもあるからです。そこで、なぜカツラが薄毛や脱毛と関係しているのかについて確認していきます。

多くの専門家が指摘する「精神的なストレス」

ストレスが薄毛や脱毛に対して悪い影響を与えます。これについては、多くの専門家が指摘していることです。カツラをつけて生活する場合、このように髪に悪影響を与える「精神的ストレス」が重くのしかかってくるようになります。

カツラは現在、非常に進歩しています。ただ、それでも自分の髪の毛ではありません。そのため、スポーツなどのように、激しく動きまわることが制限されます。スポーツで運動をしていると、そのときの衝撃でカツラがずれてしまうため、カツラを着用しているときは激しく動き回ることは難しいです。

スポーツ時に気にせず運動をしても問題ありませんが、この場合は、「カツラがずれてしまうのではないか」という心配をすることによって、無意識のうちに積極的に行動できなくなる人が多くなります。そして、これと同じ現象は風の強い日などでも起こります。

なお、「カツラをつけている」ということを周囲の人にオープンにしている人ならば、ストレスに関する問題はありません。ただ、そうではない人の場合、「いつか周囲の人にばれるのではないか」というハラハラした感覚をずっと持ち続けることになります。

気になる相手と出会い、デートを繰り返している場合、「自分がカツラだということを知られたら嫌われてしまうのではないか」「どのタイミングで薄毛だとカミングアウトしようか」と感じることもあるでしょう。

このように、カツラの装着による薄毛隠しという方法を選択した場合、精神的ストレスを抱え込むようになる可能性があります。

カツラによるムレやかゆみの問題

上で挙げた例は「精神的ストレス」という心の問題です。しかし、同時に、「ムレやかゆみ」といった面での懸念も忘れてはいけません。夏場などは、特にこのような問題に悩まされやすいです。

また、カツラのなかには、周囲の髪の毛に負担をかけるものもあります。ピンを使ってカツラを固定する場合、ピンをつけられている髪の毛は、常にダメージを受けることになります。

ここにかゆみやムレなどが加わると、さらに頭皮へのダメージとなります。また、過度な負担をかけ続けると、周囲の髪の毛も抜けやすくなってしまいます。このため、カツラは肉体的な面からもメンタル的な面からもリスクのある方法と言えます。

カツラは悪いことばかりではない

しかし、カツラは決して悪いことばかりではありません。カツラにもさまざまなメリットがあります。病院による治療の場合、植毛や増毛といった方法でない限り、即効性はありません。しかしカツラならば、買ったその日から、薄毛を覆い隠すことが可能です。

また、一般的に植毛などに比べると料金が安いというメリットもあります。誰でも失敗なく薄毛をカバーすることができるため、このようなカツラによるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

また、カツラの技術は日進月歩です。ファッションウィッグ(コスプレなどに使う、もしくはオシャレのために使うもの)に比べて、「薄毛用」とされているカツラの場合は、人毛を使っていることも多く、カツラであると人に気づかれる心配はほとんどないです。

全体を覆うカツラだけでなく、つむじなどの一部分だけを隠すことを目的としたウィッグの場合は、良品質なものを低価格で買うこともできます。カツラは、決して薄毛や脱毛対策の「敵」となりうるものではないのです。

このため、「病院で薄毛治療を続けているけれども、外に出かけたり、写真を撮ったりするときのためにカツラを購入しておく」という方法も有効だといえます。

カツラを被ることは、確かに薄毛や脱毛を促進させてしまう可能性があります。しかし上手に使いこなすことで、薄毛治療と同様に、あなたの悩みを解決する強い味方となってくれるでしょう。