皮脂の分泌とオイルケア:プレトリートメントによる洗髪法

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薄毛に悩む人にとって、「髪の毛や頭皮とどう付き合うか」というのは大きな課題です。その中でも、正しい洗髪法を実施することは重要です。

こうしたシャンプーによって頭皮ケアをする中でも、「プレトリートメント」と呼ばれるものがあります。プレトリートメントと皮脂には関係があり、これらを学び実践することで頭皮環境の改善につながります。

シャンプー方法のひとつ「プレトリートメント」

どのようなシャンプー方法(洗髪法)が正しいのかについては、シャンプー法によって違ってきます。もちろん、「爪を立てない」「力をいれすぎない」などのような共通した部分はありますが、それ以外のやり方については、どれが正しいとは言えないのも事実です。

そうしたシャンプー法の中でも、今回は「プレトリートメント」について解説します。

プレトリートメントは、髪の毛を洗う(シャンプー)する前に、オイルを使って髪の毛の汚れを浮かせるというものです。

まず、ホホバオイルなどを手に取り、頭頂部と前頭部につけてよく揉みこみます。そのあと、蒸しタオルを頭にまき、ビニールキャップを上からかぶせ、10分ほど待つというものです。このあとシャンプーへと移ります。

もちろん、プレトリートメントは洗髪方法のうちの1つにすぎません。ただ、女性がクレンジング剤を使って化粧を浮かせた後に洗顔するのと同じような効果が、このプレトリートメントにも期待できます。そのため、一度は試してみる価値があります。

「皮脂」は悪者なのか

ただ、中には「もともと脂ぎっているため、プレトリートメントで油分を足す(オイルを頭につけ込む)のは怖い」と考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、プレトリートメントの場合は実施したあとに髪の毛を洗うため、必要以上の油分が髪の毛に残ることはありません。そのため、安心して行えばいいです。

また、たびたび悪者にされがちな「皮脂」ですが、これも必ずしも邪魔者ではありません。脂は頭皮を乾燥やダメージから守る役目があり、非常に重要な物質なのです。ぱさつき、乾燥した頭皮は紫外線の影響なども受けやすいです。さらには頭皮が痛みやすいため、薄毛の原因となってしまいます。

頭が脂っぽいと感じる人は、1日に何回も髪の毛を洗ってしまうことがあるのではないでしょうか。しかしこれは、成人の場合多くは逆効果です。思春期で成長ホルモンが活発な中学生などではない場合、皮脂を過剰に除去してしまうことになってしまいます。

「皮脂をとりすぎると、逆に分泌量が増える」は本当か

「髪の毛から皮脂をとりすぎると、逆に皮脂の分泌量が増える。皮脂は頭皮を守るために分泌されるものだから、その量が足りなくなると、体の防衛のために皮脂がよく分泌されるようになる」という説があります。

また、逆に「もしそれが正しいのなら、乾燥肌の人の場合、髪の毛を洗えば洗うほど皮脂の分泌量が増えるはずだ。しかし、そのような話は聞いたことがない」とする説もあります。

いずれも専門家の意見ですし、両方とも一理あるように見えます。そのため結論を出すのは、なかなか難しいものがあります。しかし、前者の場合でも後者の場合でも、「髪の毛の洗いすぎ」が悪影響を及ぼすことは確かだといえます。

いずれにしても、「皮脂のとりすぎ」を防ぐためにも、髪の毛の洗いすぎにはやはり注意をすべきだと言えるでしょう。そこで、プレトリートメントを日常生活に組み込みながら、1日1回程度(多くても2日に3回程度)で正しい洗髪を行うようにしましょう。こうして、健康な頭皮にしていくのです。