生活習慣による脱毛:薄毛(ハゲ)は遺伝だけが原因ではない

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「父親がはげているから、自分もはげるんだ」と思い込んでいる人は多いです。これは、一般的に薄毛(ハゲ)は遺伝するといわれているからです。

もちろん、薄毛には遺伝的な要因もあります。しかしそれ以外に、「予防できる要素」があることを知っておくことも必要です。これらを把握したうえで適切なケアを施せば、脱毛を防止することができます。

薄毛の遺伝子は基本的には母方から受け取る

薄毛は遺伝的要因があり、その「遺伝」のなかで父親の方から受け継ぐ割合はそれほど大きくはありません。薄毛というと「男性のもの」というイメージがありますが、薄毛になりやすい・なりにくいを決定する遺伝子の多くは、母方から受け継ぐものです。その割合は80パーセント程度ともいわれており、かなりの割合を占めています。

もっとも、女性で男性型の脱毛症にかかる人はそれほど多くはありません。男性型脱毛症(AGA)のように、「完全な無毛状態」になることは少ないですし、ハゲに悩む人の絶対数も男性に比べれば多くはないでしょう。

そのため、母親の髪の毛だけを見ても、薄毛かどうかを判断できないことは多いです。しかし、母親の男兄弟(または父親)などを見ることにより、その傾向を知ることができます。

遺伝的な要因の完全ブロックは難しい

このような、「自分ではどうしようもない薄毛の要因」は、確かに過酷なものではありますが、それを嘆いていてもどうしようもありません。体の内部(特に遺伝子)に関係することを、自分の力でどうにかするというのは現実的ではないでしょう。

ただ、薄毛にはそれ以外の要因があることも確かです。この部分をブロックすることによって、薄毛になる可能性を下げることができます。

では、「それ以外の要因」とは何なのか。それは、生活習慣になります。

睡眠はすべての基本:良質な睡眠と睡眠時間を確保する

睡眠不足の状態は、頭の働きを鈍くします。これは健康によくないばかりか、薄毛にも大きな影響を与えています。

現在は他の説も唱えられるようになりましたが、人間の成長ホルモンは夜の22時~翌日の2時くらいまでの間にもっとも活発に分泌されると言われています。そのため、肌の不調を覚えている人や成長期の子どもは、この時間を布団のなかで過ごすべきだと考えられています。

薄毛に関しても同じです。この時間に良質な睡眠をとることで髪の毛を効率よく育てることができます。薄毛を気にしている人は、早めに就寝するようにしましょう。

ストレスのもたらす影響について

「ストレスがどれほどの強さで髪の毛に影響を与えるか」ということについては、専門家によって見解がわかれます。ただし、「ストレスが髪の毛によい影響を与える」と訴える専門家はいません。

ストレスを感じると血行が悪くなることはよく知られていますが、これによって薄毛に直結するホルモンである「DHT(ジヒドロテストステロン)」の分泌量も結果的に増えるのではないかと言われています。

血行が悪くなると、人間の体は血流の良さを確保するために、男性ホルモンの分泌量を増やすからです。同様に、「血流を悪くする」という意味では、煙草なども危険因子のうちの一つです。

正しい食事習慣を身につけよう

過剰なダイエットをしていると、髪の毛に本来は行きわたるべき栄養素を摂取することができなくなります。また、タンパク質など髪の毛を作る原料が乏しくなることによって、薄毛が加速すると考えられています。

このようなことから、「食事」について考えることは大切です。基本的には、

・野菜を多くとり
・タンパク質や亜鉛の摂取を心がけ
・暴飲暴食をつつしみ
・好き嫌いをやめ
・規則正しい時間に飲食をする

ということを守ればよいでしょう。これらは「健康的な食生活」につながるため、健康な体づくりにも良い効果をもたらします。

このように、遺伝以外にも睡眠や食事習慣なども薄毛(ハゲ)に大きく関わっています。これらの習慣を改めることが、結果として脱毛予防につながります。