ストレスと薄毛・脱毛には密接な関係がある

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「ストレスが薄毛や脱毛に対して影響を与える」ということは、多くの人が一度は耳にしたことがある話なのではないでしょうか。ストレスをため込むことは、実際に髪の毛へ影響を及ぼします。

それでは、なぜストレスが薄毛・脱毛に関わっているのでしょうか。そこで今回は、ストレスと薄毛・脱毛の関係について解説していきます。

「ストレスの及ぼし方」の解釈は一通りではない

意外に思われるかもしれませんが、「ストレスがどのようにして薄毛・脱毛に影響を与えるか」ということに対する解釈は、一通りではありません。

「専門家」の間でも、「どのようにして作用するのか」「どの程度まで作用するのか」ということについては見解が分かれており、一致していないのです。ここでは、そのどれが正しいかということについては議論しません。前述の通り、どれが正しいかははっきりとはわかっていないからです。

そこで、ストレスと薄毛・脱毛に関わる代表的な意見2つに関して述べていきます。

「ストレスは薄毛の引き金とはなる」という考え方

まず1つ目に紹介したいのは、「ストレスは薄毛発症の引き金となる」という説です。ストレスが原因の1つとなり、薄毛を引き起こすとする説です。

この説の場合、「ストレスは誘因の1つとはなるが、ストレスが直接的な原因とはなり得ず、そのメカニズムもはっきりしていない」というスタンスをとっています。つまり、「ストレスは不規則な食事などのように、要因の1つではあるけれど、それ自体が主な原因となって薄毛が起こるわけではない」ことになります。

例えば、食生活の悪化が薄毛に関わることは一般的に知られています。ただ、食生活の悪い人全員が薄毛かというと必ずしもそうではありません。これと同じように、ストレスが主な原因で脱毛を引き起こすのではないと考えられています。

「ストレスが薄毛を悪化させる」という考え方

一方で、「ストレスは薄毛を悪化させる」と断言されることもあります。ストレスを感じることにより、血行が悪くなります。これを解消させるためにテストステロンが分泌されます。このテストステロンは、血流を良くする効能がありますが、同時に薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の分泌量も増やすと考えられています。

ジヒドロテストステロンの影響が大きくなると、脱毛が進行します。これによって、ストレスによって薄毛が加速するという考えです。

また、ストレスによって自律神経のバランスを欠くことがあります。これによって十分に眠ることができなくなり、睡眠不足となる可能性があります。睡眠不足は薄毛や脱毛を加速させるため、これによって薄毛・脱毛が悪化するのです。

いずれの場合でも、ストレスは危険因子となりうる

このように、専門家の間でも「ストレスがどのように影響を及ぼすのか」ということに関しては見解が分かれます。1つの説では、「ストレスは誘因の1つ」という程度にとどまるのに対し、もう1つでは「ストレスは薄毛を悪化させる」とより深く踏み込んでいるのです。

また、後者の場合も、そのメカニズムをテストステロンに求める説と、自律神経の狂いに求める説があります。

ただ、どの意見をとるにしても、ストレスが髪の毛に悪い影響を与えることは確かです。薄毛発症の要因の1つになるにせよ、薄毛を加速させる原因の1つになるにせよ、ストレスがマイナス方向に働くことはどの意見を見ても一致しています。薄毛や脱毛に関して、ストレス対策が重要だと言われるのはこのためです。

ストレスから完全に解放されるというのは、現実的な解決策ではないでしょう。しかしながら、リラックスする時間を意識して作ったり、お気に入りの音楽やアロマを取り入れたりすることは可能です。

このように、日々のなかで「良いこと探し」を実践していくことを習慣化することにより、ストレスを軽減させるようにします。そしてこれらの対策は、薄毛だけでなく健康を考える上でも有用だといえます。