体の水分は細胞の働きや活動エネルギーにかかわる

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多くの人が知っているように、人間の体の約7割は水分でできています。そのため、食べ物を数日食べなくても命の危険はありませんが、水をまったくとらないと命の危機にさらされます。

このような理由からも、健康を維持するためには水について考える必要があります。「どのような水がよいのか」「一日にどれくらいとればよいのか」など考えるべきことはたくさんあります。今回は、人の体にとっての水の大切さについて解説します。

水によって作られているもの

タイトルにもあるように、人間の体の細胞の約7割は水によってできています。この水の中には、さまざまな器官が浮かんでいる状態でいます。そして、水が媒介になってさまざまな化学反応が起こり、体に必要なタンパク質やエネルギーが作りだされます。

つまり、水に問題が生じると、生命を維持する基本的な働きに支障が出るということです。

もちろん、多少水を飲まなかったからといって、すぐに命に関わるわけではありません。しかし、適切な水分量を摂取しないと、細胞内の水分が古くなってしまうということが起こります。

細胞内の水分は新たな水分が摂取されることによって、古い水と入れ替わります。実はこの「水の入れ替え」がうまく行えていないと、力が出ないなどのさまざま症状が出てくるのです。

これは水分量の問題だけでなく、水の質飲むタイミングなども関係します。ただ単に水を飲むだけではいけません。しかも、飲み方によっては逆に体に負担をかけてしまうこともあります。

体にとって水が必要な理由は他にもあります。体のそれぞれの細胞に栄養を送るのは血液になります。そして、その細胞で必要な成分が使われたあと、残った老廃物を排泄するのはリンパ液とよばれるものになります。わかっている人もいると思いますが、この血液とリンパ液も水分からできています。

血液とリンパ液の働きが悪くなると、細胞には栄養がいかなくなり、さらに細胞には老廃物が溜まったままになってしまうということです。

このように、体では細胞自身にも水が必要ですし、細胞に栄養分を送り、そこから老廃物を取り除くことも必要です。つまり。水は「生命の源」といっても過言ではありません。細胞が元気になるためには、良質で十分な量の水を適切なタイミングで取り入れる必要があります。

体に必要な水分量

人間の体は、個人差はあるものの、安静にしていても1日約2.5リットルの水分が排泄されます。これは尿や便、汗、呼吸などから排泄されます。

つまり、排泄される約2.5リットルは補充する必要があるということです。通常、食事から約1リットルの水分が補充でき、細胞自体もエネルギーを作る過程で300ミリリットル程度の水分を生み出します。これらの水分を考慮すると、1日に必要な水分量は1~1.5リットルとなります。この量を多いと感じるでしょうか。

しかもこれは安静にしている場合ですので、よく汗をかくような仕事を行っている人や、仕事帰りに運動を行って汗をかく人はさらにその分の水分補給が必要です。

体はあなたが考えているより、多くの水分を必要としています。先ほど述べたように、十分な水分量がないと細胞の働きは低下してしまいます。細胞は体のすべての組織を構成する大事な要素です。

細胞の働きが低下するということは、体のどこに不調が出てもおかしくありません。このようなことを踏まえて、もう一度水分の摂取について考えてみてください。