お茶やコーヒー、清涼飲料水は水分摂取にならない

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体の細胞の約7割が水でできていることからも、水の重要性は明らかです。体内の水が不足すると、すべての組織を構成している細胞に影響を及ぼします。

しかし、ただ水分を取ればいいのかというとそうではありません。水分摂取は、量、質、タイミングなどさまざまなことを考えて行う必要があります。これらを間違うと、水分摂取が逆に体の負担になりかねません。今回はこの中でも「摂取する水分の質」について述べます。

水分は「水」から摂ることが大切

あなたは水分を何から摂っていますか。多くの人はお茶やコーヒーなどを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、実は健康のためには「水分は水から摂取する」ということが大切になります。

では、なぜお茶やコーヒーなどの飲料水はいけないのでしょうか。その理由は、それらに含まれるカフェインという成分にあります。

カフェインには眠気覚ましや興奮作用があることは、多くの人が知っているかと思います。実はカフェインには、その他にも尿を促すという作用があるのです。つまり、カフェインの摂取は体から水分を排泄することになるのです。

とくにペットボトルのお茶は注意が必要です。お茶は健康的で悪いものがあまり入っていないイメージが強く、主な水分摂取源にしている人が多いです。

しかし、お茶はあくまでも嗜好品です。リラックスしたいときに飲む程度にして、普段の主な水分摂取源にするべきではありません。また、コーヒーも同様です。コーヒーにはさらに中毒性があり、通常では1、2杯で十分と感じるはずですが、中毒症になっているとそれ以上にコーヒーを欲します。

このような場合は、ストレスが溜まり過ぎている可能性があります。コーヒーを飲むことによって、ストレスに対応するように体をリラックスさせようとします。しかし、それも度が過ぎると逆に体を興奮させ、自律神経のバランスを崩してしまいます。

以上のように、あくまでお茶やコーヒーはリラックスするための嗜好品と考えてください。健康を保つために必要なものはあくまで水です。

清涼飲料水の摂取に注意

また、清涼飲料水の問題はその糖分の含有量にあります。多くの清涼飲料水は皆さんが想像しているよりはるかに多い量の糖分を含んでいます。ラベルを見ると砂糖とは書いてありません。清涼飲料水に含まれる糖分のほとんどは合成甘味料です。その中には「果糖ブドウ糖液糖」や「異化性糖」などが含まれます。

これは人工的に、むりやりブドウ糖と果糖が混ざった状態にしたものです。血糖値の基本として、果糖は血糖値を上げません。そのため、ブドウ糖よりこれらの甘味料は血糖値の上昇には大きく影響しないと考えられます。

しかし、果糖は中性脂肪をつきやすくするというデメリットがあります。さらに糖化反応といって、タンパク質と糖を熱によって変性させることで、肌のシミや老化の原因となる物質を作り出す反応を起こりやすくさせます。

では、果物(くだもの)は体に悪いのかというと、必ずしもそうではありません。果物には、それ自身体が代謝されやすいように酵素を多く含んでいます。そのため、清涼飲料水に含まれるような合成甘味料のような悪影響はありません。

ただ、清涼飲料水の場合は酵素が含まれていないため、果糖によって不具合を生じるようになります。このように、清涼飲料水は水分摂取にならないばかりでなく、体に悪影響を及ぼします。

これまで述べたように、体に必要なものは水であり、その他はあくまで嗜好品です。しかも、その嗜好品も取り過ぎると体に悪影響を及ぼします。このようなことを踏まえて、あなたが一日に摂取している水分の質についてもう一度考えてみてください。